search 詳細検索

ほやは、関東以南の方は本当になじみのないものです。ほやは鮮度が問題で、鮮度低下が早いので、すぐに蒸したりして、加工します。本当にとれたてのほやは…
南方に生まれ、六月から七月、黒潮に乗り三陸沿岸に姿を見せるマンボウは、気仙沼地方で夏の定置網に掛かることがあります。このマンボウを浜の人は珍重し…
九月から十月、三陸沖は脂ののった秋刀魚の盛漁期となり、家庭でもサンマ料理が食卓を賑わします。鮮度の高いものは、刺身やぬた等にしますが、一般的には…
ホヤをだしと具に使った極めて珍しい雑煮。主に正月、石巻・志津川地方でつくられますが、具の豪華さ、引き菜はじめその共通な材料、醤油の味付けは仙台雑…
貝の王様と言われるホッキ貝。県内唯一の産地山元町では、旬になると町内の多くの家で伝統のホッキご飯を作ります。軟骨を取り除き線切りにしたホッキ貝に…
冬がおわって雪解けがすすみ、地面が顔を出すようになってくると、地面から顔を出してくるのが「ふきのとう」です。このふきのとうをこちらでは「ばっけ」…
長なす漬けは、宮城県仙台の漬物で、すんなりとした細長いなすを塩漬けや醤油漬けにしたものです。柔らかくて、上品な味わいで、温かいご飯はもちろんこと…
厳寒の頃、農家の開け放した長い廊下の天井などに、藁で凍り豆腐のように編んだ餅が吊り下げられます。寒さを逆に利用して作るこの凍み餅、乾くとそのまま…
仙台白菜は、日清戦争に出征した第二師団が中国から種子を持ち帰り、栽培したのが始まりです。以後松島湾内の島で採種が行われ、県内各地で栽培されるに至…
セリには、田のあぜなどの生える田ゼリと水辺で長く伸びる水ゼリがあります。栽培物として、藩政の頃から極寒の「下余田のセリ」(名取市)が全国的に有名…
すいとんに似た郷土料理で、米の代わりの代用品として食べていた、古くから親しまれている家庭料理の一つです。小麦粉 に塩少々を加え、ぬるま湯で、耳…
ジュウネン(エゴマ)は現在では主に鶏のえさなどに用いられていますが、ゴマと同様、あえ衣などにも適しています。じゅうねん汁は仙北の小牛田地方で、冬…
端午の節句に白石地方で作る「ちまき」の一種で、武者人形の前に供え、子供の成長を祈り祝います。青笹に包むため10日位保存がきくことから、保存食とし…
サケは紅葉の頃ふるさとの川に帰ってきます。「秋味」とも呼ばれ、昔から北国の人々の生活と深く結びつき、食卓を賑わしてきました。サケを三枚におろし、…
栗原地方でたくさんとれるドジョウを使っての鍋料理。「ごろんべ」という名は、昔「ごろべえ」という人が好んで作ったのでこの名があるといいます。ドジョ…
かつて、牡鹿町(現石巻市)鮎川港は捕鯨基地として栄え、地域では数々のクジラ料理が食されてきました。  クジラの味噌焼きもその一つで、本場鮎川で…
宮城県には二十種以上の餅料理が伝わっていますが、からみ餅は、味の性質上、独立してではなく、餅御膳などの向付として用いられることが多いです。作り方…
ツーンとくる辛さが多くのファンを持つ、からし巻。1本ずつ丁寧に巻いたシソがおいしさの秘訣。…
松島(仙台)湾は、牡蠣の名産地で、広島のものと比べると小ぶりですが、味も滋養も濃く、本当の牡蠣の味は「ミルクの味」がして、「海のミルク」と言われ…
松島湾をはじめとする宮城県の養殖カキは、広島産とともに昔から全国に名高い。この新鮮なカキを使い、混ぜ御飯としたのが「かき飯」です。おとしガキに醤…
おぼろ豆腐は、おぼろ月夜のように霞み、ふんわりと浮いている豆腐の形容からきた名です。江戸末期、上方の僧の伝授とされる涌谷町独特のもの。おぼろ汁は…
俗称「いのはな」は、コウタケ、シシタケ、ススタケとも呼ばれるナラの雑木林に群生するキノコです。色は黒っぽく、大きな針をもち、形もグロテスクですが…
米どころならではの素朴なふるさとの味。イナゴを沸騰した湯の中に入れ赤くなるまでゆでます。ゆでたイナゴは羽根と足をとり、よく水洗いをし、醤油、砂糖…
県北部の本吉・登米地方では、お盆の頃になると油麩が出回り、お煮しめ、うどんや、はっと汁の具、茄子炒め等いろいろな料理に利用されます。油麩は、直径…
給仕がそのお椀に次々とそばを入れ続け、それを客が満腹になりふたを閉めるまで続けるというスタイル。 盛岡三大麺は「わんこそば」「盛岡じゃじゃ…
西和賀地方の豪雪地帯ならではの郷土料理。 藁苞(わらづと)に、柔らかくゆでた大豆を詰め、雪を1メートルほど掘った中に3日ほど埋め込み、静かに納…
平たい麺に特製の肉味噌をかけた料理。 最後に蕎麦湯のように、ゆで汁と生卵を入れて食べる。 盛岡三大麺は「わんこそば」「盛岡じゃじゃ麺」「…
鮭の身とはらこの醤油漬け。三陸沿岸では正月料理として欠かせない郷土料理です。鮭の身とはらこの色が秋の紅葉を思わせるのでこの名前がつけられました。…
きなこをたっぷり使ったおやつ。 もち米粉に水を加えてこね蒸し、砂糖ときなこを混ぜてよくこねて平らにのばし、細くきり、ひねって成形します。…
岩手県南では、年中行事や冠婚葬祭のもてなし料理として餅をつきます。食べ方は200種類もあるといわれていますが、なかでも特徴のあるのが、「ふすべも…
ばっけ」とは、岩手では「ふきのとう」のこと。 ふきのとうを細かく刻み、味噌・砂糖・みりんなどと和えたもの。 初春のふきのとうをゆでて細かく刻…
南部せんべいの起源は今から六百年以上も前、陸奥の国にお忍びで行幸した長慶天皇(1370~1383在位)に、そば粉を練ってごまをふりかけて丸く焼い…
小麦栽培地域では、かつては、小麦を収穫すると小麦のグルテンである生ふを作り、味噌漬にしたり、からし醤油で食べたり、煮しめにしたりして食べました。…
西和賀地方の雪国自慢の郷土料理で、体がよく温まる汁ものです。 煮干しのだし汁にさわもだし(きのこ)、わらび、高菜漬け、にんじん、油揚げの小さく…
「どんこ」とは、三陸沿岸でとれるエゾアイナメのことです。「どんこなます」は、田野畑村の正月の郷土料理です。 新鮮などんこの内臓を取り除き、焼い…
ごはんに同量の片栗粉と牛乳を入れてよくこね、野菜やしいたけ、鶏肉を入れた醤油味のおつゆに一口大に丸めて入れます。だんごの片栗粉がとけて、汁にとろ…
そば料理のなかでも最も手軽にできるもので、ごはんが足りないときや小昼や急な来客の時に食べます。 そば粉をお椀に入れて熱湯をかけ、手早くかき混ぜ…
チョロギ(長老喜)はシソ科の地下茎を利用する植物で、たくさんなるので、子孫繁栄・縁起物として正月のおせち料理に利用されています。 堀り取ったチ…
西和賀地方の雪国独特の生活の知恵ともいえる魚の保存技術として伝承されてきた料理です。 酢漬けにした魚の切り身を、ごはんと米麹を混ぜたものや、白…
青唐辛子・麹・醤油をそれぞれ一升の割合で漬け込むだものです。他に、一升漬けや三升漬けなどとも呼ばれています。…
大師講の日(11月24日)の神様への供物や、小正月の料理としての汁物です。  にんじん、ごぼう、しいたけ、わらび、ふき、ぜんまい、焼き豆腐、こ…
遠野地方に昔から伝わる小正月や来客もてなしの料理。 もち米粉に熱湯を注ぎこね、ピンポン玉大にちぎり、中に丸めた小豆あんを入れて、卵形にまるめま…
にんじん、ごぼうをしその葉と、昆布で巻き、種をくりぬいて塩漬けしたうりの中に入れて、味噌漬けにした漬け物です。漬かるほどにおいしくなることから、…
「きゃば」とは柏の葉のこと。小麦粉に重曹、黒砂糖、くるみを混ぜ、水を加えてこね、柏の葉に包んで蓋付きのホットプレートで香ばしく焼いたおやつです。…
キジの肉から取っただし汁で食べるそばのことで,このとき肉は出しません。…
県北、畑作地帯の小麦粉でつくったおやつです。半月形でかます(穀物を入れるむしろの袋)の形をしているのでこの名がつきましたが、地域によって、「かま…
うるち米粉で小判形に作りくるみ醤油をつけて焼いたもの。小判形につくることから、「かねなり」といいます。遠野名物の一つです。…
岩手県南では、年中行事や冠婚葬祭のもてなし料理として餅をつきます。食べ方は200種類もあるといわれていますが、なかでも特徴のあるのが、「えびもち…
「えのはな」とは香茸、ばくろうとも言っている鳶色の大型のきのこで、乾燥することで香りが高くなります。水にもどして味付けご飯にしたものが、えのはな…
そば粉を使った串もち。じゅうね(えごま)を香ばしく炒ってすった味噌をつけて焼きます。 そば粉にもち米粉をまぜ、熱湯でこね、串にさして手で押して…

7,372 件中 3,951~4,000件 を表示

ページの先頭