• No.3418
  • 料理・グルメ

ちたけそば (栃木県)

「ちたけ(乳茸)」の名称は、ちたけを裂くと乳白色の汁が出ることに由来します。梅雨明け頃、農作業で山や畑に行くと雑木林の中にちたけが自生しており、味と香りがとても良かったことから、麺類のだしとして使われるようになりました。ちたけとナスを炒め、だし汁を加えてしょうゆ、みりんなどで味を調えたちたけ汁を、そばにかけて食す郷土料理です。

現在でも旬となる夏には地元の人たちがこぞってちたけを採りに山林に分け入るほど人気の食材。県内のうどん屋やそば屋などでもメニューに取り入れています。

平地の雑木林に自生するチチタケというキノコの入ったつゆにつけて食べるソバです。栃木ではこのキノコをチタケと呼んでいます。このチタケとナスを煮て醤油、みりん、砂糖で味付けしてソバのつけ汁としていただきます。汁をタップリつけて具と一緒に食べるとソバの向こうにあのチタケ独特の歯ごたえと香りが広がります。汁の旨みを吸ったナスも美味しいです。

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2014/6/20 19:46:27 登録 2014/7/7 15:11:31 更新

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