杵築市の美濃崎漁港で毎月第2、第4土曜日にに開かれている「美濃崎漁師市」。港に水揚げされた海産物を直販し、地元の女性らが試食用に魚料理を振る舞う…
みとりおこわは宇佐市長洲地区などで、お盆の時期に初盆家庭を中心に食べられ、近所や親せきにも配る風習が残っている。ほんのりと赤紫に色づき、蒸し上が…
豊かな恵みをもたらす豊後水道に抱かれた佐伯市米水津の伝統料理。名前の通り、小アジを丸ごと一匹握ったすし。 正月や祭りで人が集まるときや、遠くか…
大分市松岡地区に伝わる郷土料理「松岡ずし」の特徴は、身の中まで白くなるほど酢で強くしめた魚。甘酢を効かせ強く握ったご飯の上に、酢でしめて甘酢をく…
久住町の郷土料理、巻狩鍋の歴史は古い。町内の猪鹿狼(いから)寺所蔵の文献によると、源頼朝の命で梶原景高が1187(文治3)年、阿蘇から豪族を連れ…
集魚灯やまき餌で魚を網に誘い込み、すくい上げて捕獲する棒受(ぼううけ)網漁。鶴見町では大正時代まで海面を棒でたたいて魚を網に追い込んでいたが、棒…
国宝・富貴寺で知られる豊後高田市蕗地区。田園風景が広がる山あいの地の稲作を支えているのがアイガモ。水田の害虫を食べ、農薬いらずで付加価値の高い「…
新鮮な魚が水揚げされる県南地域で、魚を生で食べる方法と言えば、刺し身のほかにりゅうきゅうがある。遠洋マグロ漁の基地として知られる津久見市の保戸島…
冷や汁は鎌倉時代に宮崎県で生まれたと言われるが、県内でも沿岸部を中心にいろいろな料理の仕方が定着しており、今では大分県の郷土料理となっている。…
豊後水道に浮かぶ津久見市保戸島。遠洋マグロ漁業の基地として知られるが、島の周囲は魚介類の宝庫でもある。その海の豊かさを生かした料理が保戸島の一般…
最もおいしいと言われているのが長さ1.2~1.3メートルくらいのハモ。市場で競りに掛ける時に使うトロ箱に入れると「つ」の字になるほどの大きさで、…
「のっぺ汁」は中津市山国町に伝わる精進料理。肉類は一切入れず、具は野菜だけ。「のっぺ」という名前は野辺送りの「のべ」から取ったのでは言われる。…
漁師がキジや鳩の肉で作ったのが始まりと言われています。昔はハレの日や、さなぶり、来客があった時などに作られていました。 出典:農林水産省W…
牛肉の代わりに鳥肉を使ったすき焼き。竹田市荻町以外ではあまり知られていないが、町の人にとってはおなじみの料理。 以前はニワトリを放し飼いにして…
玖珠九重地方の郷土料理の鶏汁(けいじる)。鶏肉とゴボウ、こんにゃく、レンコン、サトイモなどを砂糖やしょうゆなどで煮る料理。 昔は盆や正月、祭り…
珍しい名前が付いたこのいなりずしは日田市津江地方の郷土料理。 「とっきん」とは頭巾を意味する言葉。津江地方の祭りでは近所の人たちが重箱を持…
グリーンツーリズムの先進地として、都会から癒やしを求めて多くのお客が訪れる宇佐市安心院町。宿泊客には地域伝統のドジョウ料理が出される。 戦中や…
上浦は南に佐伯湾、北の背後地に山があり、狭い土地に多くの家が密集する地域。戦後間もない時期には、山の頂上近くまで広がる段々畑で芋を育て、芋粉を作…
フジの花が咲き、タケノコが出回るころになると、市内の各家庭の食卓を彩ったといわれる、臼杵市の伝統的なもてなし料理。 殿様のお茶を載せる台に見立…
日田地方ではお盆になると、どこの家庭の食卓にも上る。たらおさはタラのえらとはらわたを干した物。 水で戻し、干しタケノコやゴボウなどの根菜類の具…
田楽はもともと、平安時代から伝わる田植え踊りのこと。田楽を踊る芸能人が高足(竹馬)に乗って踊る姿が、竹ぐしに刺した豆腐によく似ていることから、そ…
20数年前、地元食材を生かした新たな料理を作ろうと、地元の農村女性が開発した。すし飯に山芋、納豆、ワケギ、梅肉、ワサビを載せ、まきすで太巻きにす…
キツネ踊りやクルマエビで有名な姫島村の郷土料理。うどんの上に、瀬戸内で取れたタイを丸ごと載せた、漁師の島らしい男っぽい料理。 鯛麺は結婚式で両…
本耶馬渓町西谷地区に伝わる幻の一品。 一言でいうと大豆の「きりたんぽ」。 ペースト状につぶした大豆、小麦粉、蒸したクリ、すりおろしたニンジン…
豊前海で捕れたオキアミを、米と一緒に炊き込むという宇佐市の素朴な漁師料理。手軽に作れるうえ、アミノ酸や酵素などをたっぷり含んでいて栄養価はすこぶ…
リアス式海岸が続く四浦半島の南岸にある佐伯市上浦は平野部が少なく、昔から、海からせり上がる斜面に段々畑を造り、イモや麦を育ててきた。サツマイモで…
県南の温暖な地、佐伯地方には昔から早春にぴったりの食材として、番匠川河口の伝統のやな漁で捕獲されるシロウオがある。料理は、何といっても躍り食いで…
クレープのような、小麦粉と塩やたまご・牛乳などを混ぜた生地を、薄くフライパンで焼き、黒砂糖を包んで食べるおやつです。 出典:農林水産省We…
シシ肉、サトイモ、こんにゃく、シイタケと ネギの5点セットをみそ仕立てにしたもの。郷土の武将・緒方三郎惟栄(これよし)が活躍したとされる源平の…
小麦粉を練って作っただんごと季節の野菜が入ったみそ味の汁物「だんご汁」は、大分の郷土料理の一つだが、玖珠地方の「子育てだんご汁」は出産直後の女性…
国内で初めて中国料理の解説書「卓子式(しっぽくしき)」を著した江戸時代の医者田信が伝えた中国料理「巻蒸(けんちん)」に由来。 中国料理の巻蒸は…
クロメは高島周辺の潮の流れが速い浅瀬で採れる。アワビやサザエの餌にもなるため収穫量や漁期が決まっており、許可された人だけが採ることのできる大切な…
佐伯市本匠に伝わる、秋の味覚が満喫できるおやつ「栗もち」。 栗もちはサツマイモを練り込んだもちの上にクリを載せ、サンキライの葉で挟んで蒸したお…
きらすまめしとは野菜にきらす(おから)をまめしたおから炒りのこと。季節の野菜を油で炒め、いりこだしと砂糖、醤油で味付けし、これにきらす(おから)…
臼杵は古くキリシタン大名の大友宗麟が開いた町です。黄飯については、かつては戦勝を祝う料理であったとも、大友宗麟と交易のあったイスパニア人が伝えた…
玖珠郡の郷土料理。 鶏肉と比べるとタンパク質が多く、脂質は少なく、カロリーは約半分というヘルシーな食材、キジ肉。リン、カリウムなどのミネラルを…
宇佐市内を流れる駅館川などで取れたモクズガニを使う。秋から春ごろまでがおいしいとされる、宇佐市の代表的な郷土料理の一つ。 カニは包丁でぶつ切り…
「がめ煮」は博多では筑前煮とも呼ばれるが、日田市天瀬町の郷土料理。 名前の由来は、博多弁でいろいろな物を交ぜる意味の「がめ繰り込む」からだとい…
地鶏とゴボウを使い、しょうゆと酒で味付けした汁物。山に囲まれた湯布院町では、魚を使った吸い物よりも、この「かしわ汁」が親しまれている。 昔は祝…
オランダはナスとニガウリのみそ煮、国東地方で古くから地域の人に愛されてきた郷土料理。 ナスとニガウリは昔から、国東地方のどの家庭でも栽培されて…
国見町岐部の上岐部地区の郷土料理。たっぷりのお茶で米を炊いたもの。 お茶飯は四百年ほど前から伝わる料理。当時、この地区にはため池がなかったため…
大分市竹中地区に伝わる「お方ずし」。その昔、農繁期に入る前の「地獄入り」に、お方(庄屋)が「頑張ろうえ」と農家の人々に振る舞った。具は煮豆と焼き…
かつて、大分県北部の杵築地方では鯛しばり漁が盛んでした。ある日、突然の城主の巡行に慌てた漁民たちは、獲れたばかりの鯛で作られた鯛茶漬けを差し出し…
県内有数の梅の産地、日田市大山町の梅干しを使った嘗(な)め物(半固形体に調整した食品)。 町内を流れる大山川の上流域は林業が基幹産業。昔は伐採…
日田地方の郷土料理。 「いとこ煮」は秋の収穫が終わり、一段落すると家庭で作る。もち米、アズキ、サトイモ、ダイコンなど、10、11月ごろに採れる…
各地に材料も作り方も似たもちがあり、熊本では「びっくりもち」、名古屋では「鬼まんじゅう」として親しまれている。 「石垣」の名前の由来については…
麦飯や粟(あわ)飯、そばきりなど、江戸時代から伝わる庶民の日常食の一つ。豊後高田市香々地町など、水田が少なかった沿岸部を中心に広まった料理。…
イギスは紅藻類に属する海草。赤茶けた髪の毛のように見えることから、「海髪」という漢字を当てはめることもある。採れるのは主に7月から9月。岩場に打…
大分市戸次地区に伝わる郷土料理。 見た目はうどんのようだが、一本のめんの長さは2メートル以上あり、この長いめんをつゆにつけて食べる。 名前の…
「鮎めし」は中津市耶馬渓町の郷土料理。 かつては焼いたアユをいろりにつるして薫製にし、保存食にしていたう。鮎めしは、保存したアユをみんなで、お…

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