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木製の型にえびや魚の切り身と酢飯を重ねて詰め、押して四角い形に整える寿司。押し寿司、大阪寿司とも呼ばれます。 大阪府では明治時代にサバやア…
沖の魚を使用することから、沖すきともいいます。元々、鍬、鋤を使って焼くすき焼きは大阪で発達した料理といわれ、鍋としては鋤、平貝が使われていました…
かやくとは元々漢方の用語で主要薬に対する補助的な薬(加薬)の意味です。料理では主材料に加える補助材料を加役といい、かやく飯は加役を入れた炊き込み…
丼の底で渦を巻くうどんの様子が、紡いだ麻糸を玉のように巻いた苧環(おだまき)に似ていることから「おだまき蒸し」の名がついた、と言われています。…
高松市沖合の女木島、男木島では、古くから落花生を栽培しており、秋に収穫した堀りたての落花生を塩ゆでにしたり、おせち料理の黒豆の代わりに利用してい…
農繁期が終わり、秋から冬にかけてため池の水を抜いた後、ふなを捕って作る。ため池の多い讃岐ならではの料理。…
小豆島のそうめんは、現在、寒製11~3月、別製4~10月までに製造されますが、この寒製そうめんを製造したときにできる端の部分「ふし」を有効に利用…
春のお祝い事のもてなしの一品に欠かせない料理です。昔は、ちしゃがどの農家の畑にも植えられていました。 いりこを小さく割いたものやちりめんじゃこ…
かつては、船で阪神方面へ荷物を運搬して帰る男達へのねぎらいのごちそうでした。また、村の行事や寄り合いの時に、大釜を囲んで小皿に分けながら、あつあ…
小豆島では、夏から秋にかけて、海で釣って来たあじで姿ずしをよく作った。材料費がかからず、副食等がなくても充分に満足できる食事である。 香川…
里いもの葉柄の部分をずいきといい、柔らかく、えぐみのすくないものは食用となります。ずいきを用いる代表的な料理が「ぬたあえ」で、里いもを収穫する秋…
うどんどころのさぬきでも、冬至に食べるのは、やはりそばです。具のたっぷりかかったしっぽくそばは、体の内から暖まります。だしは煮干しだしで、具は、…
そら豆に実が入り、麦が熟れ始めると、瀬戸の海はさわら漁で賑わいます。このさわら料理の主役が押し抜き寿司で、花形(松・梅)、四角形、扇形等の木枠を…
夏祭りの酒客の肴は、たいていが魚の三杯です。あじを焼いて三杯酢に浸します。小魚を骨まで食べ、保存性を持たす工夫がされた料理です。…
正月の祝い肴には欠かせないのが黒豆です。黒豆はまめで働く、田作りは豊作、酢ごぼうは細長く堅実に、数の子は子孫繁栄などすべてに縁起をかついでいます…
冬の日差しの下、農家の軒先にたくさん干されていた切り干し大根は、一年中副食として利用でき、煮物や汁の実、三杯酢につけ、はりはり漬にするなどして食…
吹く風が冷たくなり始める秋口から冬にかけてのうどんの食べ方です。数種類の季節の野菜を汁とともに煮込む方法で、ゆでたうどんの上からともに煮た野菜を…
鉄鍋に出し汁を入れ、茹でた麺の上にねぎ、生卵、蒲鉾などを載せ煮こんで食べます。…
小豆島の北部は今でも石材の産地であり、古くは大阪城築城の際、城の土台を作るため良質の石が運び出されました。その時に多くの石工達にふるまったのが「…
あおさ、出し汁、人参、しいたけ、醤油、みりん、味噌、餅、などの材料を使った料理です。…
みりんなどで味付けした味噌に刻みゆずを入れ、20~30分位よく練り仕上げて作ります。南巨摩郡増穂町がゆずの産地であり、他にもゆずを利用した特産品…
山梨県内の山間部など米の生産量の少な地域の主食は、麦、トウモロコシ、ソバなどの雑穀やイモ、カボチャなどで、「朝おねり、昼おやき、夜ほうとう」とい…
県下一の生産量を誇る小菅村のわさびは、山間の冷たい清流の中で丹精込めて二年間育てられたもので味は絶品です。ま た、そのわさびで作られたわさび漬…
巻き寿司は「ハレの日」を代表する料理の一つです。寿司の具には、ずいき、厚焼き卵、干し椎茸、干ぴょう、おぼろ、牛蒡などを入れます。巻き寿司の「巻く…
山梨県では冬の保存食などに重宝されてきました。「柿食って医者要らず」と昔から 言われるように、まわりに付く白い粉(柿の甘味成分)には主にブドウ…
山梨の郡内地方は山地が多く水田が少ないことから、麦や雑穀を常食としていました。そのため夕食は野菜をたっぷり入れた煮込みうどんが主でした。…
山梨県には、海に面した地域がありません。特に交通の不便であった江戸時期には、サザエ、アワビ等、貝類の鮮度を保ちながらこの地に運ぶことは困難でした…
米粉にとうもろこし粉とやまといもを混ぜてつくる饅頭です。…
山梨県は全面積の80%が山岳地帯で四方を山々に囲まれています。戦国時代の英雄、武田信玄がこの甲斐の国の守護職として内政に心を配っていた頃の郷土食…
餅米を丁寧につき上げた餅の食感とほどよい甘さの小豆あん、そしてよもぎの風味豊かな草餅です。多少硬くなったら軽く焼いて食べてもおいしいです。…
ほうとうには季節の野菜を具として使います。特にかぼちゃは基本です。風を予防すると言われるかぼちゃは、その甘味がみそとあいまって、冬のほうとうには…
皮がパリッと身はふんわりと焼きあがった鮎の塩焼きです。…
地元でとれた新鮮な鮎を、醤油と砂糖で時間をかけて骨まで軟らかく煮たものです。…
鳴門金時、鳴門若布、すだち、阿波お鶏のササミ、片栗粉、酢、砂糖などの材料を使った料理です。…
県南地方の餅菓子で、もち米粉と米粉をあわせてぬるま湯で練り、木型で形どり、色をつけて蒸したものです。…
藩主蜂須賀家政公に献上したところ非常に喜ばれたと言われる焼き菓子です。…
ふしめんとは、半田そうめん製造の副産物である。そうめんを延ばすために長い箸で上下に引っ張るときに箸に当たる部分が平たく節のようになるが、その部分…
徳島県には他県のそうめんに比べて太くてコシが強く、しかも滑らかな半田そうめんがあります。県内では、かつお節やいりこ、干しえびのつけ汁などでよく食…
鳴門わかめ、手延べそうめん、すだち、れんこんを使った料理で、歯ごたえのあるわかめとこしのあるそうめんが、すだち入りのゴマ風味ソースとよく合いさっ…
いろりに串を立てて焼いて食べる、田楽である。阿波はその昔、淡路島で盛んであった人形浄瑠璃が伝わり、盛んになった土地柄である。田楽をくるくる回しな…
太刀魚は白身魚であっさりしていて、にぎり寿司をはじめ、刺身、煮付け、焼き魚、唐揚げなど、様々な料理で食べられ、万人向けの大衆魚と言えます。…
県南地方には筍の特産地があります。昔から掘りだちのやわらかい筍を使った様々な家庭料理が春から初夏にかけて食膳をにぎわしています。…
真鯛、干わかめ、えのきだけ、赤みそ、さけ、塩、みりん、砂糖、ゆずなどの材料を使った料理です。…
空炒りしたそば米と炒めた千切り長ねぎ、鯛の刺身をごはんに盛り、わさびをのせ熱湯をかけて食べます。好みですだち、ラー油、粉山椒をかけます。…
そば米を煮て、わかめ等の具としょうがといっしょに炒めたチャーハンです。…
昭和初期の徳島県山間部では、たかきび、こきび、粟などで作った餅がよく食べられていました。今日でも、これらの一部は「雑穀もち」と呼ばれています。…
「こけら寿司」は、大昔からの海南町の郷土料理で、「力寿司」とも言われます。 海部の大の潮祭りの八幡神社の長い参道を、この寿司でなければ、ダンジ…
ヨロリ(クロシビカマス)は見た目は黒くグロテスクですが脂が乗って絶品です。 焼いても、煮ても美味しいですが、おすしもにしても最高で良く作られま…
海苔が高価で手に入りにくい時代、西牟婁地方では巻きずしと言えば「ゆば巻」のことでした。高価な海苔の代わりに、赤や緑や黄色に着色された安価な湯葉を…
春になると東牟婁の海岸部ではうちわよりも大きな海藻「あんとくめ」が取れます。 旬の味も美味しいですが、日に干して乾燥し、保存して、年中使います…

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