加賀野菜の中でも春野菜の代表格に挙げられるのが、“別所のタケノコ”です。別所とくに内川地区で採れる、エグみが少なく柔らかいと評判のタケノコの一番…
石川には雪に埋もれる冬場の保存食として発酵食品がたくさん残っています。
食通を喜ばせる珍味、「ふぐ粕漬・ぬか漬」かつて、北前船で栄えた石川県美…
漬けあがったふぐを薄くそぎ切りにしてそのまま食べると何杯でも酒が飲める最適な肴であり、ふぐの子はアルミ箔に包んで焼き、ほぐして炊きたてのご飯にの…
春を告げる味のひとつに竹の子があります。
竹の子の種類に孟宗竹の子と淡竹の子にわかれ、孟宗竹は、10~20㎝の太さで長さが約30㎝前後の物が一…
酢飯と魚等を笹の葉で包み、押し寿司にしたもので、秋祭りには欠かせない一品とされてきました。魚は鯖を使うのが一般的ですが、鮭、鱒、シイら等も使われ…
「かもり」はこの地域の呼称で、「冬瓜(とうがん)」または「かもうり」のことです。旬は初夏から夏にかけてですが、丸ごと冷暗所に置いておくと冬までも…
伝統猟法で捕獲した鴨を使った由緒ある郷土料理です。鴨肉をダシに入れる直前に小麦粉をまぶし、肉の旨みを閉じ込めるのがポイント。沈んだ肉が浮き上がっ…
一般に言うけんちん汁と似ているが、この地方ではけんちょん汁といっています。秋にとれた野菜、きのこ、練り製品、豆腐などがたくさん入り、寒い時期の栄…
「けんさ焼き」という名前の由来は、上杉謙信が諸国を遠征した際、戦時兵糧として剣の先におむすびを刺して焼いて食べたからだと言われています。 昔から…
ワカメ、メカブ、コンブなどと同様、褐藻類に属する海藻で「あかもく」「ナガモ」などとも呼ばれています。栄養塩に富む浅海が生育に適していて、生命力が…
「のらぼう菜」は、古くから栽培されてきたアブラナ科の野菜です。菜の花に似ており、秋に播種し、早春の3~4月に「のらぼう」の茎が立った頃におひたし…
埼玉県の元荒川と中川が合流する越谷、吉川一帯は川で栄えた町で、古くは隅田川からの船着場で、ここではなまずが多く捕れ、家庭料理としてなまずの天ぷら…
昔、武将・武田信玄がいくさに向かう折、保存食として袋に入れて持っていたものを、信玄が休んだ場所に忘れていったのを村人が見つけ、その村人が工夫して…
宮崎菜を富岡市宮崎地区以外で栽培すると、アクが強くなりすぎ食べられないが、不思議に宮崎地区で作ることにより、アクがちょうどよい渋みになり、古くか…
群馬県沼田市の名物となっているみそパンです。特製フランスパンに挟まれたみその風味は、一度食べらたら忘れられません。…
昔、秋の実りに感謝して行われる神社の秋祭りの日に、お赤飯、お煮しめとのっぺい汁を作ることが定番で、旬の野菜を自分で作って食べることが、ごちそうで…
家庭の味であるコロッケに、甘楽富岡地区で多く生産されている、下仁田ねぎを入れたものです。おやつとしても、ご飯のおかずとして人気のあるコロッケに、…
かみなり重はナマズの天重で、群馬県奥平温泉「遊神の湯」にて提供されています。ボリュームもあり、若者にも人気のメニューです。…
今ではドライブイン、サービスエリアで発売されています。買ったばかりではほっかほかですが、冷めてもとても美味しいのです。きさる的駅弁No.1と言っ…
地元特産のこんにゃく、ねぎ、しいたけ、里芋等の季節の野菜をたくさん入れた汁に、日本一のぐんまの繭をイメージした白玉粉を繭形のだんごにして浮かせた…
ぬたは、魚介類や野菜類をみそであえたものです。ぬたは沼田とも書き、とろりとしたみその感じが沼田を思わせるのでこの名があります。
ねぎぬたに使う…
「ちたけ(乳茸)」の名称は、ちたけを裂くと乳白色の汁が出ることに由来します。梅雨明け頃、農作業で山や畑に行くと雑木林の中にちたけが自生しており、…
シソの葉は土用に入って厚みの一番出たときに摘み、ミソの中に半年から一年ぐらい漬けこんでおきます。
とうがらしは、日光市今市地区でとれる日光とう…
本県は、こんにゃくいもの生産が盛んで、生玉の出来る秋から春にかけては、手づくりこんにゃくを作ります。
こんにゃくは、昔か、胃の砂おろしと言われ…
「いとこ煮」はかぼちゃのほか、レンコン、里芋、大根、ごぼう、といった堅いものと小豆を一緒に煮ます。堅いものから、おい(甥)おい(甥)に入れて煮る…
ウグイの春の産卵期のものをアイソといいます。田楽はアイソの他、川魚全般に利用できる料理法です。味噌を用いるので生ぐささが抑えられ、川魚が苦手な方…
行方市(旧玉造町)は霞ヶ浦に面しており,まるごと食べられ,カルシウムがとても豊富なわかさぎが名産です。わかさぎは,塩で洗うとしゃきっとします。動…
れんこんのおろし揚げ
このあたりは日本一のれんこん産地であり,古くから酢ばす,きんぴら等,数多くのれんこん料理が各家庭で作られ,大変親しまれて…
自然の素材を大切に利用した料理です。食物繊維,ビタミンCを含み,健康食品として大いに活用したものです。
なお,「むかご」とは,山芋の葉のつけ根…
水戸黄門様こと徳川光圀公は「大日本史」編集の為、中国から招いた儒学者、朱舜水から中国麺の教授を受け、小麦粉とおう粉(ふん)と合わせた異国の麺を作…
古くから人寄せの精進料理として,常陸大宮市根本地区で伝承されてきました。戦時中に一時中断されましたが,戦後復活したものです。豆腐は熱いうちにわら…
日本有数のそばの産地である茨城県。手打ちそば以外の食べ方として栄養のバランスを考えたこの料理は,若い人にも気軽に作れ,食せるものです。
大豆を…
2月の初午の時に食べる「祝い膳」,正月の残りの鮭の頭をうまく利用した昔ながらの料理です。
鮭の頭がないときは,切り身を使ってもおいしくできます…
水戸市吉沼町は那珂川に近く、この近辺で捕れるサケは昔から献上サケとして有名でした。秋に産卵のために海から川へ上るサケの中でも上質で美味しいとされ…
大豆は,たんぱく源として,日本人の食事にかかせないものです。庭先に干して,むしろからおちてしまった1粒1粒を大切にする気持ちから,この料理が生ま…
11月になると、房総沖まで下がってきたサンマが近くの漁港に水揚げされます。新鮮で安いサンマは、昔から鹿島灘沿岸地域の貴重なタンパク源でした。 こ…
農作物の収穫も大半は済んだ11月も半ばになると,祭りのためのご馳走のひとつとして,よくけんちんそば等を作りました。何でもごっちゃに入れられるので…
笠間市(旧友部町)では,お祝いや人寄せの時など,がんもどきを煮てもてなす風習があります。市特産の栗や枝豆を入れ,おからも加えて栄養バランスを考え…
漁港として発展してきたこのあたりでは,いわしの水揚げが全国でも上位を占めています。そこで,いわしが浜に揚がると,丸干しやすり身にしたりと,いろい…
炊きあげたごはんを、わっぱに入れ、鮭やととまめ(イクラ)を乗せて蒸した料理です。炊きこみごはんに比べ、あっさりとしていて、素材そのものの持ち味が…
会津は古くからそば所として知られ、中でもここ山都のそばは、一味も二味もちがうとそば通をうならせる名物です。もともとそばの栽培に適している気候に加…
棒鱈は鱈の煮干しのことで、これを2日位水に浸し、柔らかくしたものに醤油、砂糖などを加え、2~3日気長に煮上げたものを「棒鱈煮」と呼んでいます。昔…
「はっと」は尾瀬への福島側からの入山口・桧枝岐村の料理で、そばを平に延ばした状態で、そば切りにしないでいただきます。…
「苞(つと)」とは、「わらなどを束ねて、その中に食品を包んだもの」との意味です。普通の豆腐を細長く切り、それをわらで包み、塩を入れた湯で20分煮…
2000m級の山々に囲まれた檜枝岐は、稲作に向かない山間地。そのため、昔から主食として、そばの栽培が盛んに行われ、さらに数々の工夫を加え、おいし…
福島県大内宿の名物蕎麦です。
初代会津藩主保科正之が、少年期を過ごした高遠の蕎麦をもたらしたのが由来だそうです。コシの強い蕎麦に冷たいだし汁と…
笹団子は餡の入ったヨモギ団子を数枚のササの葉でくるみ、スゲまたはイグサの紐で両端を搾り中央で結んで蒸した和菓子です。ササには殺菌効果があり、戦国…
福島名産の凍みもちは、遠く江戸時代、天明の大飢饉の頃からあったとも言われ、福島県内の農家でのみ長年造り伝えられてきた伝統食品です。多くの葉緑素と…
古くからこの地方に伝わる行事食「お平」。冠婚葬祭の席に供され、漆塗りのお平椀に盛り付けることからこの名があります。材料は結び昆布、駒瓜に切ったゴ…
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