地鶏とゴボウを使い、しょうゆと酒で味付けした汁物。山に囲まれた湯布院町では、魚を使った吸い物よりも、この「かしわ汁」が親しまれている。
昔は祝…
オランダはナスとニガウリのみそ煮、国東地方で古くから地域の人に愛されてきた郷土料理。
ナスとニガウリは昔から、国東地方のどの家庭でも栽培されて…
国見町岐部の上岐部地区の郷土料理。たっぷりのお茶で米を炊いたもの。
お茶飯は四百年ほど前から伝わる料理。当時、この地区にはため池がなかったため…
かつて、大分県北部の杵築地方では鯛しばり漁が盛んでした。ある日、突然の城主の巡行に慌てた漁民たちは、獲れたばかりの鯛で作られた鯛茶漬けを差し出し…
県内有数の梅の産地、日田市大山町の梅干しを使った嘗(な)め物(半固形体に調整した食品)。
町内を流れる大山川の上流域は林業が基幹産業。昔は伐採…
日田地方の郷土料理。
「いとこ煮」は秋の収穫が終わり、一段落すると家庭で作る。もち米、アズキ、サトイモ、ダイコンなど、10、11月ごろに採れる…
麦飯や粟(あわ)飯、そばきりなど、江戸時代から伝わる庶民の日常食の一つ。豊後高田市香々地町など、水田が少なかった沿岸部を中心に広まった料理。…
イギスは紅藻類に属する海草。赤茶けた髪の毛のように見えることから、「海髪」という漢字を当てはめることもある。採れるのは主に7月から9月。岩場に打…
「鮎めし」は中津市耶馬渓町の郷土料理。
かつては焼いたアユをいろりにつるして薫製にし、保存食にしていたう。鮎めしは、保存したアユをみんなで、お…
日田地域で作られている代表的な郷土料理、アユのうるかは三種類。
内臓だけを原料とする「にがうるか」、真子と白子で作る「真子うるか」、身も使う「…
干しタケノコは九州地方の田舎の特産品です。旬の時期に朝掘りしたタケノコを茹でて切ってじっくり天日干したものです。これを使ってきんぴらを作ります。…
ぶえん寿司は松島の代表的な食べ物です。ぶえん寿司とは、タイの身が入った寿司です。ぶえんとは「無塩」の意味で、新鮮な魚を指すのだそうです。…
阿蘇の煮しめになくてはならないのが独特の切り方をするふさ切り大根です。12月に収穫した理想大根という種類の大根を、そのまま4、5日干し、七夕飾り…
太刀魚は年間を通して水揚げがあります。調理方法は、メジャーなものが塩焼きです。その他にも、バター焼き・ムニエル・酢の物・南蛮漬け・フライ、と、太…
熊本のお土産としても有名な高菜漬けですが、それを使って作ったご飯で、一般家庭ではもちろんお店などでも味わえます。熊本の中でも阿蘇高菜を使用するた…
大豆を水から煮て、ゆっくり味付けます。精進料理の一品として受け継がれている。しょうがの味がしみておいしい。…
大豆をすりつぶしたものを味噌汁に入れたのが呉汁です。大豆のコクが味わえ、良質なタンパク質や抗がん作用のあるイソフラボンなど、体にいい栄養成分がた…
熊本県芦北・水俣地方の特産品であるダイコンの漬物のことで、寒干したダイコンを細切りにし、昆布と一緒に醤油やみりんを合わせた漬け汁に漬け込んで仕上…
熊本県の代表的な郷土料理。よく洗ったれんこんの両端を切り落としてからゆでたものを陰干しし、れんこんの穴にからし味噌を詰めて数時間置いた後に衣をつ…
普通の豆腐より固く絞った豆腐をかずらで結んでさげてもくずれないということから「かずらとうふ」とよばれている。その豆腐を手作りみそに漬けた。…
輪切りにしたさつまいもと餡を小麦粉の生地で包んで蒸し上げる、熊本県に昔から伝わる素朴な味わいの郷土菓子。
名の由来は短時間で作れる意で「い…
川下りでも有名な球磨川の鮎を使った、インパクトある姿ずしです。昆布で炊きあげた酢飯の上に、締めた鮎を開いてのせてああります。…
だいこん、ごぼう、にんじん、大豆、昆布を煮干しか煮しめくじらの汁で煮しめた物を煮ごみといいます。祝いの日に作られるお料理です。
大豆の代わりに…
江戸時代の料理書によれば、茶碗蒸しは寛政年間(1970年代)に、京、大阪に始まり江戸と長崎に広まったと言われています。
伊予松山に藩士であった…
卓袱とは卓のことをさし、古くから国際港として栄えた長崎が育んだ国際色豊かな卓袱料理は、和、洋(おもにオランダなど)、中の料理を大皿に盛ったコース…
佐賀県北西部、東松浦半島の突端に位置する港町、呼子。壱岐・対馬を経由する大陸との交通の要衝であったこの地は、度々歴史の表舞台へも登場し、現在でも…
むつごろうは有明海の珍味の代表格で、珍しい外見に反して味は絶品。皮膚呼吸が出来るので長時間陸上にいることができる珍しい生態をしていて、発達した胸…
だご汁は佐賀で古くから伝わる素朴な味
の郷土料理です。武雄温泉は鍋島藩に属し、「葉隠」に代表される質実剛健の気風は農村の食生活にまで強く影響を…
伝説とロマンに彩られた町、唐津。荒波砕ける玄海灘を、懐深く抱きかかえる唐津湾に注ぐ五本の川には、早春「春告魚」と呼ばれる白魚が遡上してきます。白…
かけ和え、酢味噌和えのこと。いわしやあじ、さばなど青魚を用いる時もあります。日常食として食べられるほか、人が集まる集会等で良く出されます。…
干満の差が大きい有明海は、潮が引いた後が一面泥土の海となります。この干潟に住む珍しい魚介類は、おしなべて奇妙な姿をしている為、慣れない人は敬遠し…
定義として「乾麺を使用」「若松産キャベツを使用」「豚肉はバラ肉を使用」「玉ねぎの甘みを引き出す」「ソースを良く研究する」「削り節はアジ・サバ節を…
ぬたえは酢じめの生魚と大根の薄切りを博多万能ネギと唐辛子を加えた酢味噌で和えたものです。
酢味噌であえると一般に「ぬたや」や「ぬたえ」といいま…
小麦粉をこねて、両手で薄く引きのばしてつくっただんごを味噌仕立ての汁に入れたもの。大分県や熊本県にも同様のものがあります。…
筑後の三潴地域では川渡祭のとき、またふだんでも手軽に作られてきたおやつです。小麦粉に塩とぬるま湯を加えてこね、両手で薄く引きのばしてゆでたらざる…
エツは日本では、有明海のみに生息し産卵のため5月から7月にかけて筑後川を溯上してきます。川面に船を浮かべ網を流し、獲れたてのエツを船上でいただく…
芋と餅を混ぜてつくる「かいもち」は、山口県周防大島町に昔から伝わる主食兼おやつです。昔は餅の代わりに雑穀を使うこともあり、節米のために芋を入れた…
地元で獲れた新鮮な魚を使っ た家庭料理です。イワシやサワ ラ等、地元で獲れる季節の魚の ミンチを昆布で包み、口をかん ぴょうで巾着の形に縛って、…
夏みかんは昔から、のどの渇きを癒す労働のあいまのおやつにもされていたほど果汁が多く、だいだい酢として調味料にも使われています。
この夏みかん寿…
「昔は男の人が野良作業に出かける時に力をつけるために、卵を産まなくなった古鶏を絞め、骨から皮から皆入れてお米といっしょに炊いていました。それがお…
吉部地区は海から遠く鮮魚類の入手が困難だったが、米の食味が大変良好であることから、具を入れなくてもおいしい「白シャリ(すし飯)」が出来た。それに…
小魚のミンチと豆腐をすり混ぜた天ぷら料理です。大畠の漁師が約250年前、長崎の町人から学んで食して以来、大畠の郷土料理として伝えられています。…
鱧(はも)は、うなぎに似た細長い魚ですが、うなぎよりも顎が大きく、小骨が多いのが特徴です。
山口県は、鱧の水揚げ量で全国1、2位を争い、その中…
だしで煮込んだ野菜にそば粉を入れるというシンプルな料理で、名前の由来はそば粉を入れるとねっとりとした感じになることから付けられたと言われています…
シロウオ料理は市内料亭で味わえ、生のまま酢じょうゆなどで食べる「おどり食い」
は珍品です。その他に「つくし」「卵とじ」「煮付け」「むし」「豆腐…
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