山師みその名前の由来は、もろみのことを「せみそ」と呼んでいました。昔はどの家でもせみそを作っていました。山間部という地域から「山師みそ」と名づけ…
めひかりは、標準和名は「アオメエソ」とい うが、眼がエメラルドグリーンに輝くことから、延岡地域では「めひかり」と呼ばれるようになった。 めひ…
もろみに柚子の皮、ごま、一味唐辛子を混ぜ、丸めたものを天日で干す伝統的な保存食である。 手のひらより小さい乾燥しただご(団子)を家族で少量ずつ…
めの餅は、1月14日に豊作を祈願して、仏壇、墓などに飾るもので、もちを1㎝角の大きさに切り分け、枝にさしたものである。 固くなっための餅を油で…
里芋の小さなくずいもを使った料理。里芋を皮ごと、塩を加えた水にいれて火にかけゆでる。 皮をつまんで身を出し、①すりつぶす用のいもと②丸のまま用…
昔はどこの家でも鶏は飼われており、祭りや正月などの行事には、鶏をつぶして食べていた。とりめしは、行事食として作られた料理である。 鍋で地鶏を炒…
正月七日を、都城地方では「ななとこさん」の日と言う。「ななとこさん」は子供の無事な成長を願う行事で、数え年七歳になる子供が晴れ着を着て、親や兄弟…
椎葉村は九州山地の中央部に位置し、かつて壇ノ浦の合戦に敗れた平家残党の追討にまつわる鶴富姫と那須大八郎の悲恋物語の伝説のある村である。食生活の中…
昔はどの農家でも庭先で鶏を飼っており、正月や祭りなど行事があるときには、つぶして刺身、煮物、だしなど大切に料理された。 うま煮は、地鶏を一口大…
豆腐をゆで、布巾でかるく絞り、卵と砂糖、醤油、酒、塩を入れ、ミキサーにかける。それを弱火で両面に焼き色がつくまで焼く。その時、片面は焼き色を濃い…
県南部の沿岸地帯は、温暖な気候で海岸線に沿ってつわぶきが自生している。そのつわぶき料理の1つとして日南地方でよく作られている庶民的な料理。 つ…
「つきいれもち」の由来は、遠く日向神話の時代、神武天皇が東征のため、宮崎の宮を立ち美々津の浦にて船出の準備をしていたが、出発が早められ、これに慌…
ちまきは三角で角が生えているように見えることから、かつて「つのんぼ」と呼ばれ、五月の節句には欠かせない食べ物として、親しまれてきた。 山から採…
山間地では竹の子を保存するため、二つ割りにした竹の子を天日で干して、するめのような形状で保存し、煮しめや和え物など様々な利用をしている。この巻き…
さつまいもを皮(生地)に使うことで、ほの かな甘味があり、冷めても固くならないと好評の団子。ほんのりと竹の香がして、素朴な甘味が楽しめる。…
山間地では、焼き畑などによるそばの栽培が行われてきており、水田の少ない中山間地では、そばは貴重な食材であった。そば粉と小麦粉を合わせ、耳たぶぐら…
そばの粉を練って作るそばがきは、懐かしいふるさとの味です。薬味の青唐辛子が味をひきしめます。…
北浦の新鮮獲れたて魚をすりみにして、そのすりみをいなり寿しの皮としてお寿司を挟むいなり寿しです。…
焼いたあじ、イワシなどの近海魚をほぐし、焼き味噌をのばした汁に、豆腐、きゅうり、青じそなどの薬味を入れてアツアツのご飯にかけて食べる夏の名物料理…
五ヶ瀬町で昔からお祝いごとやお祭り、夜神楽にはかかせない料理である。 揚げから手作りするため、揚げ自体が大きく、現在一般的に見られるいなりより…
名産品の原木干し椎茸のほか、竹の子などをネタに使用し、味わいとはざわりの良い寿司です。…
宮崎ではサバ寿司のことを魚ずしと呼びます。元々の由来先は四国の高知の姿寿司で、四国から宮崎に移住した人が広めた食べ物らしいですが、現在は、宮崎の…
油津に伝わる「魚うどん」は小麦粉の代わりにトビウオのすり身を使い、つゆもトビウオの骨からとっただし汁を使う。 主食が不足していた戦時中の代用食…
南那珂地域は古くからまぐろ、かつおの漁業の盛んな地域である。地元(南郷)では、まぐろの胃袋のことを「ごんぐり」と言い、これはいわば、マグロの胃袋…
味噌、ゴマをすり鉢ですり、砂糖、コショウ を加え、さらに豆腐を加えてよく混ぜる。 その中に千切りにしたさつまいも、大根とかしわの砂ずりを入れ…
甘藷は主食の代用として多く栽培されてきた。保存性を良くするため、生で切り干しにし、石臼でひいて粉にして、団子に利用した。 かんだごは地元特産の…
JA尾鈴では、宮崎ブランド認証の洋種かぼちゃ「鈴マロン」が生産されている。味が濃く、ホクホクした栗味でおいしい!と評価の高い自慢の一品。 かぼ…
沿岸地帯では、温暖な気候を利用してかぼちゃの栽培が行われている。手軽に活用できる一品として開発されたのが、このカステラである。 ボールに小麦粉…
細切りにしたさつまいも、ごぼう、にんじんなどの季節の野菜に小麦粉、醤油、砂糖、水を加え混ぜ合わせ、しゃもじの上で平らにし、油で揚げたもの。 上…
山太郎がに(学名:モクズガニ)は、川に生息するカニであり、貴重なタンパク源として食されてきた。 北郷町に伝わる「かにまき汁」。作り方は、生きた…
竹筒のことを『かっぽ』といい、山林の仕事や刈干し切りなどの昼食時に、谷川の清水をくんできて、山茶の生葉を入れ、たき火で温めてお茶を飲んだことが最…
かつお船の中でとれたてのかつおのさしみを食した後残ったさしみをご飯の中にいれ、熱い茶をそそいでかき込んだのがはじまり。 煎った白ゴマをすり鉢に…
日南地方、飫肥市に古くから伝わる郷土料理です。さつま揚げによく似ていますが、飫肥の天ぷらは材料に魚肉の他、豆腐、黒砂糖を使うのが特徴です。揚げた…
いりこもちの名前の由来は、炒ったもち米から作ることからきている。 いり粉はもち米:うるち米=8:2または7:3を炒って、臼でひいて粉にしたもの…
鮎の姿ずしで、延岡地方に古くから定着した料理。清流五ヶ瀬川、北川などは鮎の宝庫であり、これらの川でとれる香り高い鮎を材料にしたもの。 鮎を背開…
現在は、米ともち米を2:1の割合で炊いて、炊きあがりに甘納豆を混ぜ合わせたお菓子の類として作られる米料理である。同じ地域の中でも、同様に米、もち…
夏などの農繁期の忙しい時、食欲増進と手軽に食べられる家庭料理として作られている。 鍋に熱し油を入れ、ごぼう、人参を炒め、砂糖を入れ、溶けたら味…
アジやイワシ、エソなど、地元獲れの魚をミンチにして、塩や酒で味付けしたものだ。これを焼いて食べてもいいし、油で揚げると「あげみ」になる。…
シソの葉に塩をふり、樽の中へ重ね入れ、重石をして3~5日漬け置く。ひとまとまりの塩漬になったシソの葉を取り出し、手のひら程度の大きさに切り分け、…
山奥の清流に沿ってワサビが自生する日田市前津江、中津江、上津江にはかす漬け、しょうゆ漬けなどの伝統的なわさび料理のほか、「葉巻ずし」や「わさびま…
ワカサギはよく知られる川魚だが、九州で生息数が多いのは竹田市の芹川ダムと佐伯市宇目の北川ダム。竹田市直入町ではワカサギ料理の代表といえる天ぷらと…
サバなどの切り身を甘めの醤油だれに漬けた一品。 さば、あじ、ぶりなどの季節ごとの魚の切り身をしょう油ダレ、薬味、ごまと合わせた漁師料理です。南…
神様、仏様のための神聖な料理。もち米、うるち米、小豆、麦など四種類の穀物を炊いたもので、家庭内の神棚や仏壇、集落のお地蔵様にささげる。 水田が…
県内には小麦粉で作るいろんな手づくりおやつがあるが、竹田市の名物と言えば「ゆでもち」。昔は田植えなど忙しい農作業の合間に食べた。 薄く平らな生…
柚子(ゆず)釜は、ユズの果肉の部分をくりぬいて器として使う料理の総称。 院内町は西日本で有数のユズの産地。70戸が年間約270トンを農協へ出荷…
近くの山で採れる山芋、家の庭で飼っている鶏、畑のゴボウ―身近にある食材三品を使った料理。車も電気もない時代、山々に囲まれた野津原地域で、よそから…
太めの平麺状に手延べした小麦粉団子をゆでて、きな粉と砂糖または黒砂糖をまぶしたもの。 由来は平安時代、乳母の八瀬が若君に出したおやつを気に入ら…
竹林が多い竹田市九重野の郷土料理。 焼きタケノコをゆがいて軟らかくし、煮た鶏肉やシイタケ、グリーンピースなどを混ぜ込んだすし飯を詰めると出来上…
中津市三光(旧三光村)には数百年の歴史を持つ「物相寿司」がある。押しずしの一つである物相寿司は、毎年4月10日に開く金比羅祭をはじめ、神事の後の…
めがね菓子は小麦粉、砂糖、水あめなどを練り合わせ、生地を名前の通り、眼鏡のように丸い輪の形にして焼いた菓子。 宇佐市では「おせったい菓子」とも…

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