エツは日本では、有明海のみに生息し産卵のため5月から7月にかけて筑後川を溯上してきます。川面に船を浮かべ網を流し、獲れたてのエツを船上でいただく…
芋と餅を混ぜてつくる「かいもち」は、山口県周防大島町に昔から伝わる主食兼おやつです。昔は餅の代わりに雑穀を使うこともあり、節米のために芋を入れた…
地元で獲れた新鮮な魚を使っ た家庭料理です。イワシやサワ ラ等、地元で獲れる季節の魚の ミンチを昆布で包み、口をかん ぴょうで巾着の形に縛って、…
夏みかんは昔から、のどの渇きを癒す労働のあいまのおやつにもされていたほど果汁が多く、だいだい酢として調味料にも使われています。
この夏みかん寿…
「昔は男の人が野良作業に出かける時に力をつけるために、卵を産まなくなった古鶏を絞め、骨から皮から皆入れてお米といっしょに炊いていました。それがお…
吉部地区は海から遠く鮮魚類の入手が困難だったが、米の食味が大変良好であることから、具を入れなくてもおいしい「白シャリ(すし飯)」が出来た。それに…
小魚のミンチと豆腐をすり混ぜた天ぷら料理です。大畠の漁師が約250年前、長崎の町人から学んで食して以来、大畠の郷土料理として伝えられています。…
鱧(はも)は、うなぎに似た細長い魚ですが、うなぎよりも顎が大きく、小骨が多いのが特徴です。
山口県は、鱧の水揚げ量で全国1、2位を争い、その中…
だしで煮込んだ野菜にそば粉を入れるというシンプルな料理で、名前の由来はそば粉を入れるとねっとりとした感じになることから付けられたと言われています…
シロウオ料理は市内料亭で味わえ、生のまま酢じょうゆなどで食べる「おどり食い」
は珍品です。その他に「つくし」「卵とじ」「煮付け」「むし」「豆腐…
般若御膳は、瀬戸の潮騒に育まれた瀬戸貝と地元の新鮮な野菜を、甘露醤油で味付けて仕上げた炊き込み御飯と、自然薯のとろろそばのセットで、ヘルシーで懐…
ひらめは、下松市笠戸島の名物です。「笠戸ひらめ」と呼ばれ、自然に恵まれた水質の良い島で育ったその身は、ひきしまっていて美味しいです。
天然ひら…
オバイケは「尾羽毛」とも書き、鯨の身と尾の間の部位肉のこと。今では、多くは皮下脂肪をそぎ切りしたもののことを指す。ヨシノヨ(節分)に大きいものを…
下関の「うに」が美味しいのは、地形と水の関係だと言われています。舌ざわりが滑らかで磯の香りがぷーんと漂う生うにの他、ご飯の炊き上がる頃合いに生う…
生うにの旬は、卵巣が成熟する春から夏の産卵期です。生うにの味は格別ですが、片栗粉などをつけて湯通しすると椀種に利用でき、から揚げにしてもおいしい…
吉川藩は天下に誇る文化遺産を残しました。一つは岩国を貫流する錦川に架けた五連の錦橋、そして豪快無比な五段の押し寿司、岩国ずしです。
特徴は大き…
地区の祭りや祝い事に作られる押し寿司の一種で、具を"あん"としてすし飯の中に包み込むのが特徴です。米が貴重であった時代にご飯の量を増やすために考…
三次市特有の気候風土に育まれた葡萄の一粒一粒に 情熱と最新の技術を注いで誕生したのが「三次ワイン」です。…
三原では、町の発展を願う若い女性たちの熱意により1988年8月8日を「たこの日」と定め、たこ料理をはじめ、たこに因なむ特産品を売出しています。…
鞆の浦は昔から鯛などの魚介類が豊富に捕れ、鯛が産卵期を迎える5月には、桜鯛の群れを何隻かの船で追い込む鯛網が行われてきた。
鯛ちくわは、豊富に…
魚介類と海草をたっぷり入れ、昆布などを使った出汁で煮込みます。酒盛りのあとは、鍋に麦飯を入れて雑炊で締めくくるのが水軍流です。…
田の神様等を「さんばい」と呼んでいる。田植えが終わる頃、最後の水田で花田植が催され、その時に田楽に参加した人達への弁当に必ず配られていた。そのた…
瀬戸内海に面した広島湾で、カキの養殖が始まったのは天分年間(1532~1554)と伝えられています。広島湾が養殖に適しているのは一年を通し海が穏…
東広島市福富町の福富物産しゃくなげ館では開館当初よりエゴマを主力産品として位置付け、様々な産品を開発しています。使用しているエゴマは100%福富…
“医食同源”の考え方を受け継ぎ、季節の食材に生薬を取り入れて作ったのが薬膳です。島根県では地域の旬の食材を活かした薬膳料理が各地に見られます。…
乾燥した茶の花を入れ煮出した番茶を丸みのある筒茶碗に注ぎ、長めの茶筅で泡立てます。このときの音から、ユーモラスな「ぼてぼて茶」の名がついたといい…
鎌倉時代から栄える石見銀山が、江戸時代に天領となり、江戸から石見銀山の代官所へやってくる代官や、役人たちに同行してきた奥方などが江戸の習慣を懐か…
大根、きゅうり、なす、しその実、うり、わらびをしょうゆ漬けしたとんばら漬けは、昔から頓原町に伝わる保存食の一つです。農家では冬になると漬け込んだ…
江戸時代文化(十一代将軍家斎)の頃、松江藩七代藩主松平不昧公は、若くして禅を学び、茶道を修めた文化人で、いわゆる不昧流の茶祖として有名です。この…
スズキは、出雲神話にも登場する宍道湖を代表する出世魚です。昔、大橋川の漁師が焚火の熱灰の上で魚を焼いて食べているのを当時の松江藩主松平不昧公が見…
三瓶そばは、三瓶の火山灰で、初秋期朝夕冷え込みの厳しい三瓶高原で栽培されています。安永2年(1773年)三瓶山麓で薬用人参の栽培が始まるとともに…
山間部の町では、大豆は貴重な蛋白質です。昔から、豆腐・厚揚・納豆などいろいろな料理に工夫をこらして使われてきました。この料理は、大豆を粉にして食…
津和野に古くから伝えられる郷土料理の1つです。津和野地内青野山の山麓にある笹山地区でとれる里芋は、火山灰土質の土壌で培われ、きめの細かさ、こしの…
奈良はわらび餅の原料であるわらび粉の名産地です。わらびの根のでんぷんから作るわらび粉を、湯で練り餅状にして食べるわらびもちは、古くは足利時代から…
奈良盆地でれんぞ(連座)と言えば4月3日の「神武さんれんぞ」を指す。この日は橿原神宮の神武会式(神武天皇をお祀りする日)にあたる。県内の各寺でも…
吉野川や飛鳥川の鮎は「万葉集」にも数多く詠まれている。かつて吉野川では6月から10がつ頃までが「鮎漁」で、11月から5月までが「筏流し」をしてい…
奈良では、「大和まな」などの葉菜類は、相性の良い薄揚げと醤油味で炊くことが多い。青い色を残してサッと煮あげると、シャキシャキ感が残り、大和まなの…
奥吉野の山里では、桜の花が咲くころ「とう菜(高菜・春真菜)」を摘む。一年中食べることができるよう毎年どっさり「とう菜漬け」を作る。味を良くするた…
5月5日は「端午の節句」。端午とは端の午の日のことで、陰暦5月は梅雨時でじめじめとしており1年間で最も不快な時期であることから、菖蒲・よもぎ等の…
生姜は”・・垣もとに植し薑(はじかみ) 口疼く”と古事記の神武天皇の段に記述があるなど、古来から大和において栽培されてきた。昭和初期ごろまで明日…
奈良の山間部には昔から猪や鹿、熊など野生動物がたくさんおり、雑木の実などを食して人間と共存してきた。奈良には海が無く動物性タンパク源の乏しかった…
夏至から数えて11日目を「半夏生」といい、奈良盆地では小麦の収穫が終わり、田植えも一段落するので、つぶし小麦を入れた餅を搗いて、骨休めをします。…
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