• No.77
  • 料理・グルメ

静岡おでん (静岡県/静岡市)

濃口醤油で牛スジ肉でだしを取った黒いつゆを使ったおでん。
「フワ」牛の肺、「白焼き」スケソウダラのすり身の練り物、「黒はんぺん」、「すじ鉾」などのネタがある。
ダシ粉と青のりをかけて食べるのがスタンダード。

静岡県のおでんは、濃口醤油を使い牛スジ肉でだしを取った黒いつゆが特長で、はんぺんは焼津産の黒はんぺん、すべての具に竹串を刺してあるのが特徴で、上に「だし粉」と呼ばれるイワシの削り節や鰹節、青海苔をかけて食べます。

「静岡おでん」は静岡独自の特徴のあるおでんで、牛スジ主体の黒いスープ、それに黒はんぺんが入っていることで有名。おでんダネは串に刺してあり、青のり、かつおぶしをかけて食べるのが静岡流。おやつがわりの食べ物として、今で言うファーストフードのような存在として市民に定着している。
牛すじスープをベースにしたおでんは見た目は真っ黒だが味は意外なほどあっさり。リーズナブルな値段でテイクアウトできる店もあり、気軽に味わえるのが嬉しい。

静岡おでんは県民熱愛の郷土料理。黒はんぺんや白焼きなどの独特なおでんダネが、竹串に刺さっているのが特徴。牛すじと大根を煮込んだ茹で汁に、醤油・みりん・酒で味付けして煮込み、最後にだし粉をたっぷりかけて食べる。

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/36_16_shizuoka.html)

静岡おでんは、牛すじ、黒はんぺん、練り物、大根、卵など具材を全て串に刺し、色の黒いだし汁で煮込み、青のりや魚のだし粉をかけて食べる静岡市の郷土料理。市内では、駄菓子屋でも売っているため、おやつがわりに子どもの頃から慣れ親しんでいる人が多い。
静岡おでんのはじまりは大正時代だが、第二次大戦後には、廃棄処分されていた牛すじや豚モツをおでんの具材としたところ、人気が高まったという。また当時から駿河湾で水揚げされる魚介類を利用できたため、黒はんぺんなど魚のすり身を使った練り製品がおでんの具に使われていた。

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2012/11/2 19:57:28 登録 2024/4/19 16:10:27 更新

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