• No.7309
  • 料理・グルメ

へちま汁 (鹿児島県)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/hechimajiru_kagoshima.html)

「へちま汁」は、へちま入りの味噌汁を、そうめんが入った器の中に入れて食べる鹿児島県の郷土料理である。ほかの地域ではたわしや化粧水として使われることが多いへちまだが、鹿児島県では古くからへちまを食べており、1802年の『成形図説』(島津重豪がつくらせた百科事典)にも、へちま料理についての記述がある。
へちまは熱帯アジア原産のウリ科の植物で、高温多湿な環境を好むことから、日本では沖縄県や南九州を中心に栽培されている。へちまは、その繊維の多さから“糸瓜(いとうり)”ともいわれ、これが後に“とううり”と略され、“と”がイロハ順で“へ”と“ち”の間にあるため、へちまと呼ばれるようになったともいわれている。食用には、あまり繊維が発達しない品種を栽培する。成長しすぎると繊維がかたくなってしまうので、体長20cm未満の若い実を収穫する。鹿児島県では夏になるとへちま料理が登場する。「へちま汁」はその代表格であるが、ほかにも炒め物などの料理にもへちまはよく用いられる。

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へちま汁

2024/5/13 18:15:52 登録

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