• No.7302
  • 飲料・酒類

みき (鹿児島県/奄美地域)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/miki_kagoshima.html)

「みき」は、米とさつまいも、砂糖を使った乳酸菌発酵飲料で、奄美地域の他に沖縄県でも飲まれている。沖縄県では、さつまいもではなく麦を使う。
「みき」は「神酒」と書き、祭り事の際に神に捧げられた口噛み酒がルーツであるという。口噛み酒は、若い女性が口に含み、2噛みから3噛みほどした米を混ぜてつくった酒のことである。幕末の薩摩藩士・名越左源太(なごや さげんた)が記した『南島雑話(なんとうざつわ)』という本にも「みき」についての記述があり、このころにはすでに「みき」がつくって飲まれていたことがうかがえる。また、この本の中には、米を煮てさつまいもをすり下ろしてつくる、現在の「みき」のつくり方に通ずる内容にも触れられている。

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みき

2024/5/13 14:44:19 登録

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