- No.7303
- 料理・グルメ
ミズイカのマダ汁 (鹿児島県/奄美地域)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/mizuikanomadajiru_kagoshima.html)
ミズイカはアオリイカの別称で、胴長40cmにもなる比較的大きなイカである。透き通るような姿をしているため、鹿児島県ではミズイカと呼ばれることが多い。鹿児島本土の南部、奄美群島が属する南西諸島が日本における主な漁場になっている。代表的なイカ釣りの手法として、エギングがあるが、これは餌木(えぎ)に英語の進行形のingをかけあわせた造語であり、奄美大島が発祥だといわれている。江戸時代中期に、種子島を経由して薩摩藩にもその方法が伝わったとされており、古くから奄美地域ではイカ漁が盛んであったことがわかる。現在も年間を通してイカ釣りができ、県外からもイカを目当てに釣り人がやってくる。
ミズイカを使った代表的な奄美地域の料理が「ミズイカのマダ汁」である。“マダ”とは、墨袋のことで、古くから奄美地域ではのぼせや血圧を下げると考えられており、薬として買う人も多かったという。
味噌汁にイカの身と墨を入れて飲むのは、奄美地域ならではで、そのまろやかな甘みとコクを味わえる「ミズイカのマダ汁」は多くの人から親しまれている。
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2024/5/13 14:44:59 登録
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