• No.7296
  • 料理・グルメ

地鶏の味噌ころばかし (宮崎県/小林市)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/jidori_no_miso_koro_bakashi_miyazaki.html)

宮崎県で地鶏といえば「地頭鶏(じとっこ)」である。地頭鶏とは、宮崎県および鹿児島県の霧島山麓において古くから飼育されていた在来種である。名前の由来は、江戸時代にこの鶏を飼育していた農家の人達が極めて美味しい肉であることから藩城主の地頭職に献上している内、いつからともなく地頭鶏と呼ぶようになったといわれている。生産羽数が非常に少ないため昭和18年(1943年)に文部省から天然記念物に指定された。
昭和60年(1985年)に宮崎県畜産試験場川南支場において、宮崎県の地域性を持つ地頭鶏を原種鶏とした「みやざき地鶏」の開発がスタートし、その後も開発は進み平成10年(1998年)に熊本県・大分県・宮崎県の3県で共同開発した新たな地鶏「九州ロード」が誕生。これを交配に用いたところ、産卵率と有色羽装率が大きく向上し、新たな交配様式が確立され、ついに「みやざき地鶏」が誕生する。平成16年(2004年)に商品の違いを明確にするため「みやざき地鶏」より「みやざき地頭鶏」と命名される。平成22年(2010年)には、2月10日を「みやざき地頭鶏の日」に制定。このように地鶏は宮崎ブランドの一つである。
県内では昔から人々に好まれて鶏料理が食べられていた。「地鶏の味噌ころばかし」は、昔から伝わる家庭料理の一つで、「ころばかし」とは県西地方の方言で鍋の中で煮転がす事をいい、この地方特有の地鶏の食べ方として受け継がれている。家庭によってつくり方や一緒に入れる具材が異なる。

2024/5/13 13:20:08 登録

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