• No.7291
  • 料理・グルメ

とうきびめし (宮崎県/県北地方)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/toukibi_meshi_miyazaki.html)

「とうきびめし」は、その昔この地方では、麦飯とともに中心になる主食であった。とうきび(とうもろこし)は、夏、畑や焼畑に種を播き、秋の中頃に収穫し、ゆでてそのままおやつとして食べたり、焼いてたべたりした。
とうきびは、収穫したら束にして馬小屋の軒下の竹さおに掛け、じっくりと乾燥させる。そして山々から吹き降ろす寒風を受け、旨味を蓄える。乾燥させたとうきびを踏臼(ふみうす)で踏み、乾燥させたとうきびの実のひき割りを混ぜて炊いたのが「とうきびめし」であり、高千穂町、五ケ瀬町、日之影町など高千穂地方のふるさとの味だ。米が貴重だった時代、「割りとうきび」で米のかさを増し、人々の腹を満たした。とうきびは高千穂町史によると、大正時代は雑穀の作付面積の6割を占め、食糧や家畜飼料に利用されていたという。
また、「とうきびごはん」とも呼ばれる。

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とうきびめし

2024/5/11 9:23:48 登録

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