• No.7282
  • 料理・グルメ

けんちゃん (大分県/国東市)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/kenchan_oita.html)

瀬戸内海に突き出た国東半島(くにさきはんとう)の東部を占め、周防灘(すおうなだ)・伊予灘に面した国東市。東半島の中央部に位置する両子山(ふたごやま)、文珠山(もんじゅやま)などを中心とする放射谷からなり、山間をぬって静かな小河川が流れる。両子山の山麓には神仏習合文化・六郷満山の寺院が点在している。農業も営まれており、みかんやしいたけ、いちご、メロンなどが特産品になっている。
「けんちゃん」は国東市で食べられている郷土料理。大根や里芋、人参といった根菜をふんだんに使った汁物で、地域によっては「けんちん汁」の名で呼ばれている。発祥については、神奈川県鎌倉市にある禅宗の寺院・建長寺(けんちょうじ)にあるとされる。建長寺の和尚が野菜くずや皮を無駄にしないようにと汁物にして食べ、それがやがて「建長汁」として各地へ伝わり、「けんちゃん」や「けんちん汁」といった地域ごとの呼び名で呼ばれるようになったといわれている。
国東市には、根菜以外にうどんを入れて食べるレシピが伝わっている。また、地域によっては、焼いたエソ(エソ科の魚)から出汁をとることもある。

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けんちゃん

2024/5/10 14:10:55 登録

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