• No.7223
  • 料理・グルメ

煮ごみ (佐賀県)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/45_8_saga.html)

佐賀県をはじめとする九州北部に伝わるくんち。おくんちとも呼ばれ、新米を氏神様に捧げて五穀豊穣を天地の神々に感謝する秋祭りだ。伊万里市伊万里町でも毎年10月にくんちは行われ、神輿とだんじりが組み合う、いわゆるけんか祭り。太鼓の音から“伊万里トンテントン”と呼ばれており、供日料理には「栗おこわ」と「煮ごみ」が欠かせない。「にごみ」は、鶏肉や小豆、栗と一緒にレンコンやゴボウ、ダイコンなどの根菜類を砂糖や醤油などの調味料で味を含ませながら煮込む料理である。「煮じゃあ」「煮じゃー」とも呼ばれ、野菜のもっている素朴な味わいと、栄養のバランスの良さが魅力だ。もともとは煮しめを作った後の残りの材料と、栗おこわに入れる栗と小豆、小豆のゆで汁を無駄にしないために作られていたと伝わっている。くんちの前日の夜のうちにたくさん作っておき、その後2~3日は温めて少しずつ食べられていたという。

2024/5/8 18:03:57 登録

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