- No.7219
- 料理・グルメ
エツの南蛮漬け (福岡県/筑後地区)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/etsuno_nanban_zuke_fukuoka.html)
日本では、有明海へと流れ込む筑後川河口域一帯にしか生息していない「幻の魚」とも呼ばれるエツ。カタクチイワシ科の魚で、3年ほどで30cm程の大きさまで成長する。稚魚は5cm前後になるまで河川にとどまり、その後、海水域に移動する。5月から7月頃にかけて、成魚は産卵のため筑後川などを遡上する。この短い期間だけが解禁期間となり漁がおこなわれる。漁法は流し網漁で、天候や水温に敏感な魚なので、南風が吹く暖かい日に、漁師はこぞって船を出す。網にかかったエツは一跳ねすると銀鱗をふるわせながら息絶えてしまう。まさに美人薄命、「幻の魚」といわれる所以であろう。
エツ漁解禁中におこなわれる、「えつ狩り船」は屋形船の上でエツ漁を間近で眺め、とれたてのエツ料理を楽しむ舟遊びとして、大川市の夏の風物詩として好評をうけている。
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2024/5/8 17:26:22 登録
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