• No.7176
  • 料理・グルメ

きらずもち (高知県/佐川町)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/kirazumochi_kochi.html)

豆腐づくりの副産物で出るおからは、日本各地で食べられ、呼び方も「卯の花」「きらず」「から」「かす」「おたま」とさまざまである。「きらず」という呼び方は、料理する際に包丁で切らなくなくても良い「切らず」に由来している。また、婚礼の祝儀にも、「縁を切らず」という願いを込めて、縁起ものとして「きらず」を使った料理が振る舞われていたという。
このおからを使ってつくられている郷土菓子が、「きらずもち」である。「きらずもち」は、もち米と「きらず」を混ぜた生地に、あんこを包み込んだ餅で、佐川町西部の尾川地区のみに伝えられている。
昔は正月前に豆腐をつくるのが習わしで、大豆を挽いてくれる請け挽きの家に、各家庭から一升の大豆を挽いてもらっていた。豆腐をつくるとおからが出る。このおからを「きらずもち」にして、豆腐同様に正月に食べられていた。
また高知県では、甘みをきかせて炒ったおからの総菜は昔からよく食べられており、背開きにしたタイの中に味付けしたおからを詰めて蒸しあげた「鯛のたま蒸し」や酢飯のかわりに丸く握ったおからに酢でしめたイワシをのせた「たまずし」や、おからをキビナゴで巻いた「きびなごのほおかぶり」などがある。

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きらずもち

2024/5/7 12:50:41 登録

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