- No.7095
- 料理・グルメ
魚飯 (広島県/竹原市)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/42_24_hiroshima.html)
「魚飯」は、身を焼いてほぐした白身魚と、錦糸卵、三つ葉、しいたけ、えび、のり、たけのこなどの彩りの良い具材をご飯に乗せ、その骨でだしをとった汁を加えて食べる料理である。主な伝承地域である竹原市は古くは遠浅の海であったが、江戸時代に干拓され塩田が作られ、1650年から1970(昭和35)年まで約320年以上もの間「塩の町」として栄えた。塩田の持ち主は「浜旦那(はまだんな)」と呼ばれ莫大な富を得ており、その浜旦那がおもてなしや祭事の料理として好んで食べていたのが「魚飯」である。1960年に塩田が廃止されたことにより一度は消えかけたこの料理は、昭和54年の1月1日の芸南新聞に掲載されていた魚飯の紹介記事が発見されたのをきっかけに、「竹原の食を考える会」によって2008年に再現され、飲食店などで提供されるようになった。竹原市は塩田により栄えた町人文化によってできた重厚な家々が今でも残る街並みがあり、1982年「重要伝統的建造物保存地区」に選定され、2000年にはその街並みが、国土交通省「都市景観100選 」に選定された。
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2024/5/6 13:39:46 登録
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