- No.7096
- 料理・グルメ
大平 (広島県/大竹市)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/42_25_hiroshima.html)
大竹市に伝わる煮物で、里芋、れんこん、にんじん、大根、ごぼうなどの根菜類と鶏肉、こんにゃく、干ししいたけ、厚揚げなどの食材を乱切りまたはひと口大にし、だし汁、しょうゆ、砂糖などで味をつけて煮る。名前の由来は、膳に乗せるときに、大きくて平たい器に入れたからと言われる。同県の「煮ごめ」「八寸」と比較されることがあるが、切り方など異なる点がある。「煮ごめ」は精進料理であるため動物性の食材は入れず、また具材は小さくさいの目に切るが、「大平」は鶏肉を入れ、比較的大きめの乱切りにする。「八寸」と「大平」では盛り付ける器が「大平」のほうが大きく、また「八寸」に比べると汁気が多く、汁ごといただくのも特徴。祭りや人が集まるときに作られることが多く、具材の種類を奇数にして、縁起物として振る舞われていた。また、隣接する山口県岩国市にも同名の料理がある。
アクセス 2 pt
2024/5/6 13:41:25 登録
[次] → 煮菜