• No.7086
  • 料理・グルメ

イギス豆腐 (広島県)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/42_12_hiroshima.html)

「イギス」という海藻と生大豆粉を煮溶かし、寒天のように固めたもので、凝固剤などを加えなくても自然に固まる寒天やところてんと同じ原理の料理である。お盆や祭りなど家族や親戚など人が集まる機会には必ず作られており、夏によく作られる地域もある。具や味付けは、地域や家庭により異なる。夏は冷蔵庫で冷やして食す。 イギスは「えごのり」とも呼ばれる、夏から秋にかけて生育する赤茶色の海藻でテングサの一種。次々と二股に分かれる細い糸のような形状で、先が鉤(かぎ)状に曲がっている。イギスは海の深い場所に生えているが、春から夏には入江や海岸の浅瀬に流れてくるため、岩や小石に付くものを収穫する。採ったあとは水洗いと天日干しを繰り返して乾燥させる。低カロリーで、食物繊維やミネラルが豊富で長寿食と珍重されている。古くから食されており、飛鳥・奈良時代にはすでに献上品として朝廷に納められたと言われている。現在は入手しにくくなってきている。イギスを煮溶かして固めたものは、鳥取、愛媛、新潟、長崎、福岡などでも見られる。

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イギス豆腐

2024/5/6 13:15:39 登録

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