• No.7084
  • 料理・グルメ

鯛めん (広島県)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/42_10_hiroshima.html)

鯛めんは、ゆでそうめんを大皿に波形に盛り、その上に鯛の姿煮を乗せ、木の芽やきゅうり、錦糸卵、甘辛く煮たしいたけなどを添える料理。松の小枝などを飾ることもある。棟上げや喜寿、米寿、結婚式、船おろしなどのめでたい席で振る舞われる、祝いの料理である。鯛は「めでたい」、そうめんは「長く細く続く」ことを意味し、縁起のよいものとされた。招かれた客は鯛の大きさや味のよさをほめ合い、このめでたさがそうめんのように長く続くことを祈りながらごちそうになる。大皿に乗せ、食べる時は小皿に取り分け、かけ汁をかけて好みにより薬味を乗せて食す。かけ汁は、鯛を煮た汁をそのまま使う。日常的に家庭で食すときにはメバルや黒鯛(チヌ)、オコゼ、イサキなどの小魚を使うこともあった。祝いの席では「鯛めん」、家庭で食すときは「鯛そうめん」とおおよそ呼び分けられる。 鯛を崩れないように煮るのは難しく、煮くずれを防ぐためにわらや竹の皮で舟底型の敷物を作って乗せ、それがすっぽり入る大きな平鍋で煮る。 瀬戸内海は岩礁性の起伏の多い海底地形と潮流により真鯛の産卵、生息に適していることから、昔から鯛の漁が盛んで、鯛そうめんをはじめ鯛料理が多く食される。

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2024/5/6 13:14:03 登録

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