• No.7083
  • 料理・グルメ

鯛めし (広島県)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/42_9_hiroshima.html)

「鯛めし」は瀬戸内海沿岸地域を中心に食される郷土料理で、鯛を丸ごと釜に入れてお米と炊くもの。江戸時代、走島の庄屋が鯛網の操業を始めた頃から、漁師たちにより作られるようになったと言われる。瀬戸内海は岩礁性の起伏の多い海底地形と潮流により、真鯛の産卵、生息に適していることから昔から鯛の漁が盛んで、マダイの一本釣り漁、アビ漁、能地の浮き鯛、鞆の鯛網など伝統的な漁法が伝えられている。その中でも福山市鞆の浦(とものうら)では、約380年前の江戸時代に始まったといわれる「鯛しばり網漁法」が有名。初夏に産卵のために瀬戸内海に集まった鯛を網で囲って一気に獲る漁獲法で、現在は福山市の無形民俗文化財に指定されている。5月初旬から中旬には船の上から漁の様子を見たり、実際に網を引く網引き体験をしたりすることができる。近年では港内に放流した真鯛に一定期間餌を与え周辺への定着を図る「港内飼い付け」、大崎上島町の沖合に作られた瀬戸内海初の「海洋牧場」により,鯛の栽培漁業も盛んに行われている。

2024/5/6 13:12:55 登録

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鯛めし

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