• No.7047
  • 料理・グルメ

鯉の糸造り (島根県/松江市)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/koinoitozukuri_shimane.html)

島根県と鳥取県にまたがる中海(なかうみ)と連結する淡水と海水が混ざりあう汽水湖の宍道湖(しんじこ)では多くの魚介類がとれる。なかでも、ヤマトシジミ、アマサギ(ワカサギ)、シラウオ、スズキ、モロゲエビ(ヨシエビ)、コイ、うなぎの7種は、宍道湖を代表する魚介類「宍道湖七珍(しんじこしっちん)」として有名。
宍道湖は塩分が比較的薄いため、淡水魚のコイも多く漁獲され、なかには、20kgに近い大物も存在するという。一般的には、「鯉こく(みそ汁)」や洗い(刺身)にして食べられる。
「鯉の糸造り」は、鎌倉時代から明治時代までの天皇や将軍が召し上がっていた御前料理であり、現在では城下町として栄えた松江市の冬の郷土料理。
コイを三枚におろし、細長い糸状に切ったものに煎ったコイの卵(真子)をまぶしている。平安時代から続く日本料理の流派「四条流(しじょうりゅう)」からつくり方の伝習を受けたという。細く長く切ったコイの刺身の上に、煎ったコイの卵をまぶしてから提供される。

2024/5/5 17:14:26 登録

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鯉の糸造り
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