• No.7013
  • 菓子・甘味

いのこ餅 (和歌山県)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/inoko_mochi_wakayama.html)

農耕の神様として古くから祀られている亥は、旧暦2月の春の亥の子に訪れて田んぼに稲や麦をつくり、農事を終えると旧暦10月の秋の亥の子(亥の日)に帰っていくといわれている。稲作が盛んだった県北部地域では、秋の収穫が終わった亥の日には、実りに感謝して、亥の神様の好物である小豆のあんを餅にまぶした「いのこ餅」を供える習慣があった。平年は12個、うるう年は13個を半分ずつ一升ますに入れる。
県南部地域でも、田辺市大塔村鮎川地区の秋祭りで「いのこ餅」がつくられる。お神酒や焼いたサンマの干物、新米の俵の上に大根のなますや柚子、新米で炊いたごはんと菊の花を添えるのが習わしである。「いんのこ餅」とも呼ばれる。
かつては、子どもたちがわらべうたを唱えながら各戸をまわって餅をいただく風習があった。

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いのこ餅

2024/5/4 9:42:14 登録

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