• No.6973
  • 料理・グルメ

焼きアナゴ (兵庫県/播磨地区)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/40_21_hyogo.html)

焼きアナゴは、開いたアナゴを串に刺したれをつけて焼いた料理。
国内でも有数のアナゴの水揚げ高を誇る播磨灘では、多くの川から栄養が流れ込み、地形と潮の流れの影響で餌が豊富なため、アナゴが生息するのには適した漁場である。食用にされるアナゴはマアナゴで、この地域のアナゴは身が柔らかく脂がのっているため大変好評である。
焼きアナゴは、1905年(明治38)に高砂市の老舗商店の初代店主が日露戦争から復員してきて始めたという。兵庫県人にはウナギよりも愛されているアナゴだが、近年は環境変化や埋め立て、乱獲などのため漁獲量は落ち込んでしまった。そのため、韓国、中国からの輸入物でまかなうことが多くなり、地元産の焼きアナゴが店頭に並ぶことが少なくなってしまったが、現在でも地域の人々にとってさまざまな行事には欠かせない名物である。串焼きをそのまま食べる以外にも、家庭では巻き寿司やちらし寿司などの具材として混ぜて食することも多い。

2024/5/1 16:19:03 登録

アクセス 0 pt

焼きアナゴ
ページの先頭