• No.6969
  • 料理・グルメ

ハモすき (兵庫県/淡路島)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/40_16_hyogo.html)

ハモすきは、ハモと淡路島産タマネギを寄せ鍋風のだしで煮込んだ鍋料理で淡路島の名物である。淡路島のハモの特徴は、主な漁場となる沼島近海が泥地でやわらかい海底のため、おなかの皮がすれずに薄くやわらかく、さらに鳴門海峡の影響で肉質がよく、コクがある。
秋の産卵に向けて脂がのる初夏以降が旬となるため、夏の風物詩といわれている。
ハモが旬を迎えるころ、淡路島産タマネギも収穫時期を迎える。白身で淡泊な味わいながらふっくらとして脂がのり甘みがあるハモと淡路島産タマネギの特徴である甘みが、だし汁との絶妙な相性を生み、おいしい「ハモすき」となる。
保冷手段が乏しかった時代に、淡路島で取れた魚が大阪、堺、尼崎などの魚市場に出せるようになったのは、天正時代に豊臣秀吉が大阪に魚市場「ざこば」を開いてからという。生命力が強いハモは生きたまま運ぶことができ、大阪や京都が商業都市として栄えていくにつれ、料亭などでも扱うようになった。現在に至るまで、京都の「祇園祭」、大阪の「天神祭」では欠かせない魚として食され続けている。

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ハモすき

2024/5/1 16:14:02 登録

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