• No.6967
  • 料理・グルメ

神戸ビーフステーキ (兵庫県/神戸)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/40_14_hyogo.html)

鉄板の上で肉を焼き、塩とこしょうで味付けし、ステーキソースや辛子で食す「神戸ビーフステーキ」は海外でも知名度が高い。しかし、実は、神戸ビーフという牛の種類は存在しない。神戸ビーフというのは「但馬牛」(たじまうし)のことをさしている。兵庫県で誕生し成長した「但馬牛」を県内の食肉処理センターでと畜し、肉質の等級など厳格な基準を満たしたものに「神戸ビーフ」という呼称がつけられる。
「但馬牛」は、もともとは日本海に面した但馬地域で農作業用に使われていた牛だった。神戸ビーフとして知られるようになったのは1859年に横浜が開港したことによる。当初、来日外国人のために牛肉が輸入されていたが、それだけでは足りず、外国船が神戸港で1隻あたり30~40頭の牛を仕入れて横浜港に送るようになった。この牛が但馬牛で、食味が良く外国人に大変好評で、神戸ビーフとして広まったという。その後、神戸も開港し、牛肉店や牛鍋屋など食肉文化が花開いていった。また、養父郡上野村や七美郡大笹村には牧場ができ、但馬牛の増産がはかられ、豊岡県や兵庫県がこれを支援したという。

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2024/5/1 16:12:21 登録

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