• No.6961
  • 料理・グルメ

播州手延べそうめん (兵庫県/播磨地方)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/40_8_hyogo.html)

コシがあり歯切れの良い食感でゆでのびしにくいことが特徴の播州そうめん「揖保乃糸」は播磨地方の名産品である。
日本でのそうめんの歴史は、奈良時代に遣唐使が唐から持ち帰ってきたものに、そうめんの元となった菓子「さくべい」があったことから始まる。兵庫県播州地区のそうめんとのつながりは、斑鳩寺(揖保郡太子町)の古文書で、応永25年(1418年)の条項に「サウメン」の記述があったことからうかがえる。そうめん作りが本格的になってきたのは江戸時代であり、安永年間(1771~1780年)に龍野藩の「許可業種」として奨励されていたという。文化年間(1804~1818年)には、龍野藩が産物の保護育成を始めている。播州は、そうめん作りに重要な条件である小麦(播州平野で収穫する小麦)、水(揖保川の清流)、塩(赤穂の塩)が揃っていたことや冬の農閉期の副業ともなったことで、揖保乃糸=播州地方の伝統産業として栄えていった。作られる時季や小麦粉の種類、麺の細さによって7つの等級に分類され、家庭での普段使いのものから高級贈答品まで幅広く対応している。

2024/5/1 14:12:10 登録

アクセス 0 pt

播州手延べそうめん

[次] → ゆで松葉ガニ

ページの先頭