- No.6960
- 料理・グルメ
丹波黒豆ごはん (兵庫県/丹波篠山市)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/40_7_hyogo.html)
丹波篠山の黒大豆は、この地方の粘土質で肥沃な土と昼夜の激しい寒暖差のため、粒が大きく、糖度も高く成長し、黒大豆の中では最高級の品質といわれている。大粒でほんのり甘く、皮が破れにくいのが特長。農家では出荷用に栽培する一方、自分たちで食すための黒大豆を田んぼのあぜ道を利用して栽培していたという。このあぜ道で作られたものや出荷できなかった黒大豆を使って、子どものおやつや田植え時などのごちそうが作られていた。
「黒豆ごはん」は、6月に行われる「さびらき(早苗開き、早開き)」(苗の成長を祈願する行事)で、田の神にお供えされた。炊きたての黒豆ごはんをおにぎりのように丸め、朴の葉に包み神棚に供し、また、田んぼには栗の木を立て、そこに朴葉に包まれた黒豆ごはんを稲わらでつるし、供物とした。朴葉も栗の木の香りも虫が嫌うため、「虫がつかずに稲が成長しますように」という願いが込められていたという。
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2024/5/1 14:11:05 登録
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