• No.6941
  • 料理・グルメ

鯨のハリハリ鍋 (大阪府)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/39_4_osaka.html)

かつて庶民にとって身近な食材だった鯨肉と、古くから関西を中心に栽培されてきた水菜を組み合わせて炊いた鍋。鯨のだしが水菜にからんで食が進む。大阪の千日前で営業していた1967年創業の鯨料理店、徳家(とくや)が発祥とされ、冬の味覚として大阪の人々に愛されてきた郷土料理である。水菜を食べるときにハリハリッと音がすることからハリハリ鍋と名付けられたといわれている。
現在は高級品となった鯨肉だが、日本で捕鯨が盛んだったころは肉類のなかでも安価で手に入り、庶民にとっては慣れ親しんだタンパク源であった。国内有数の捕鯨基地だった和歌山県太地と距離が近いこともあり、かつて大阪は鯨の流通が大変盛んで、鯨肉を用いた食文化が花開いた。ところが1980年代に商業捕鯨が中止されたことをきっかけに入手困難となり、現在では豚肉など他の肉で代用されることも増えている(商業捕鯨は2019年に再開)。

2024/4/30 19:19:34 登録

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