- No.6939
- 料理・グルメ
じゃこごうこ (大阪府/泉州地域)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/39_2_osaka.html)
地域特産の泉州水なすをぬか床にじっくり漬け込んだ古漬けを塩抜きし、小海老と甘辛く炊き上げた郷土料理である。一部地域では「じゃこなす」と呼ばれることもある。大阪府南部に位置する泉州地域で古くから食されてきた。
泉州地域では、「じゃこ」とは海老じゃこ(小海老)のこと、「こうこ」とは漬物のことをさす。海老じゃこは大阪湾で獲れる芝海老に似た海老で、だしがよく出るのが特徴。一方で、泉州地域では昔から、夏野菜である水なすを夏以外でも食べられるよう、塩分濃度の高いぬか床に漬け込んで保存食とした。2~3ヶ月漬け込むと発酵が進み古漬けが出来上がる。海老じゃこと古漬けを組み合わせて炊いたじゃこごうこは、海老の旨みが水なすにしみこみ、ご飯にも酒にもよく合う。カルシウム補給やたんぱく源としてもすぐれた常備菜である。
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2024/4/30 16:59:40 登録
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