- No.6938
- 料理・グルメ
泉州水なすの浅漬 (大阪府/泉州地域)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/39_1_osaka.html)
大阪南部に広がる泉州地域を代表するブランド野菜、泉州水なす。これをぬかや漬物調味液に短期間漬け込んだ漬物のこと。
泉州水なすは、他のなすに比べてぷっくりと丸みを帯びた形で、皮が薄くて柔らかい。その名の通り、ぎゅっと絞ると水がしたたり落ちるほど水分が多く、ほんのりと甘味のあるみずみずしさが特徴である。アクが少ないため生のまま食べることもできるが、ぬか床にや調味液に漬け込んだ漬物として食べられることが多い。なかでも好まれているのが、水なすのみずみずしさを楽しめる浅漬である。
海が近く適度な気温と湿度に恵まれた泉州地域は水なすの栽培に適しており、他の地域で栽培しても泉州水なすのようには育たないといわれる。泉州地域では江戸時代初期から水なすが栽培されてきたという。皮が薄く輸送に向かず、また漬物にすると皮の色が茶色くくすむため、長らく地元を中心に消費されてきたが、1994年の関西国際空港の開港をきっかけに大阪の特産品として注目を集めるようになった。その後、品種改良が進み、皮の色が鮮やかな品種が登場したことから、泉州水なすの浅漬が全国的に広く知れ渡った。
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2024/4/30 16:58:54 登録
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