- No.6937
- 料理・グルメ
栗ごはん (京都府)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/kurigohan_kyoto.html)
京都の名産の一つに、丹波地域でとれる「丹波くり」がある。「丹波くり」は品種ではなく、丹波地域でとれる栗のことを指す。非常に大ぶりで甘みがある「丹波くり」の歴史は古く、「延喜式」に「丹波くり」の名が登場し、平安時代ごろから貴族の間で食べられていた。江戸時代になっても、幕府や朝廷への献上品として重宝されていたという。「丹波くり」は現在もブランド栗として全国にその名を知らしめている。丹波地域は山々が地域を囲うように連なり、盆地を形成していることから、昼夜間の寒暖差が大きい。また、山の間を大小の河川が流れ、肥沃な土壌にも恵まれるなど、農作物に甘みが増す条件がそろっていることから、栗も質の良いものが育つと考えられている。
丹波地域では、古くからゆで栗や焼き栗、甘露煮など、さまざまな調理法で栗を楽しんできた。「栗ごはん」も数ある栗の味わい方として親しまれている。少し塩をきかせたごはんに「丹波くり」を入れて、栗の甘さをより引き立たせて食べる「栗ごはん」は、秋に欠かせない一品である。
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2024/4/30 16:56:58 登録
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