- No.6935
- 菓子・甘味
おはぎ (京都府)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/ohagi_kyoto.html)
日本各地で親しまれている「おはぎ」。小豆の赤色は古くから邪気を払うものとされ、さまざまな季節の行事の料理に取り入れられてきた。春と秋の彼岸に「おはぎ」がお供えされるようになったのも、魔除けの効果がある小豆と、当時はまだ貴重だった砂糖を使った料理をお供えすることで先祖に感謝の気持ちを伝えることにつながったといわれている。
「おはぎ」は「ぼたもち」とも呼ばれるが、由来は諸説ある。代表的なのは、春は「ぼたもち」といい、秋は「おはぎ」と季節で呼び名が変わるというものである。春はその時期に咲く牡丹の花に見立てたためで、秋は同様に萩の花に見立てたといわれている。
京都は「おはぎ」に使う小豆の名産地で、特に丹波大納言小豆はブランド小豆として全国に知られている。主に中丹・南丹地域の山間に広がる盆地で栽培されており、年間を通して朝晩の寒暖差が激しい環境が、大粒で美しい烏帽子型や俵型をした甘みが強い小豆を育んでいる。大納言小豆は、煮こんでも皮が破れにくく、“腹切れ”しにくい特徴があるため、切腹の風習がないほど高い位の大納言からその名をとったといわれている。
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2024/4/30 16:54:07 登録
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