• No.6923
  • 料理・グルメ

ふろふき大根 (京都府)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/furofukidaikon_kyoto.html)

京都ではさまざまな品種の大根が食べられている。中京区の「青味大根」や北区の「辛味大根」、中丹地域の舞鶴市の「佐波賀大根」など多種多彩。なかでも一般的に知られているのが「聖護院だいこん」である。この大根の原種は、文政年間に尾張から取り寄せて栽培されていた「宮重(みやしげ)だいこん」だといわれている。宮重だいこんをもらい受けた愛宕郡聖護院(現在の左京区聖護院)の農家が毎年栽培しているうちに、丸形の品種を選抜、育成し、やがて聖護院だいこんと呼ばれるようになった。丹後地域の京丹後市をはじめ、京都市や亀岡市、久御山町など府内全域で栽培されている。京都で古くから栽培されてきた「京の伝統野菜」の一つとして、青味大根や辛味大根とともに聖護院だいこんが指定されている。
聖護院だいこんの身は、緻密で柔らかく苦味がなくて甘い。また煮崩れが少ないのが特徴である。水気が多く繊維が少ないので、煮こむとねっとりとしたなめらかな口当たりが楽しめる。「ふろふき大根」は聖護院だいこんを使った代表的な郷土料理である。

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2024/4/29 17:02:21 登録

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