- No.6915
- 料理・グルメ
たけのこの木の芽和え (京都府)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/takenokonokinomeae_kyoto.html)
身が白くて柔らかく、えぐみが少ないことで知られる“京たけのこ”は、孟宗竹(もうそうちく)という品種を用い、独特の栽培法がおこなわれている。京都式軟化栽培法という方法で、親竹の先を止める“芯止め”、わらを畑一面に敷き詰める"敷きわら”、土を盛って土層を深くし、たけのこの皮が酸化して黒くなるのを防ぐ“土入れ”という作業をおこなう。このていねいな作業に加え、京都府におけるたけのこの一大産地である西山地域は、たけのこ栽培に適した水捌けのよい酸性土壌でマグネシウム含有も高く、日当たりの良い丘陵が多いという自然条件もあり、良質なたけのこをとることができる。
このようにたけのこの名産地であることから旬の春になると、さまざまなかたちでたけのこを味わう風習が引き継がれている。運良くとれたてのたけのこが手に入ったら刺身にしたり、「たけのこごはん」や「若竹煮」なども人気である。そして「たけのこの木の芽和え」も、同じく春が旬の木の芽(山椒の葉のこと)を組み合わせた料理で、春の訪れを感じる料理として親しまれている。“木の芽和え”といえば、たけのこを想起するほど、広く一般的に知られている郷土料理である。
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2024/4/29 16:39:54 登録
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