- No.6914
- 料理・グルメ
焼きもろこのどろ酢 (滋賀県)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/yaki_morokono_dorozu_shiga.html)
ホンモロコは、コイ科モロコ属に分類される淡水魚の仲間で、琵琶湖周辺にのみ生息する「固有種」とされており、琵琶湖以外でその姿を見ることは困難とされている。コイ科の魚類の中でも特に美味しいと言われており、特に冬にとれる「子持ちモロコ」は琵琶湖の名物とされ、とても貴重な食材とされてきた。これを味噌を使った合わせ酢の「どろ酢」につけて食べるのが、滋賀県の郷土料理「焼きもろこのどろ酢」である。
ホンモロコは琵琶湖を代表する魚介類の一つとして、「琵琶湖八珍」に選ばれている。ホンモロコは絶滅危惧IA類(ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高い)に指定されているが、現在は稚魚の生産技術が確立し、稚魚の放流や琵琶湖以外でも養殖して出荷されており、今も変わらず食べることができる。京都市内の料亭などへも高値で出荷されている高級魚であるが、ホンモロコは年間を通して釣ることができることや、小型の魚であるため、釣りの初心者や子どもでも釣りやすく、ホンモロコ釣りはレジャーとしても親しまれている。
アクセス 1 pt
2024/4/29 16:38:08 登録
[次] → たけのこの木の芽和え