• No.6892
  • 料理・グルメ

あめのいおご飯 (滋賀県)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/amenoio_gohan_shiga.html)

「あめのいおご飯」は琵琶湖の固有種であるビワマスを使った炊き込みご飯で、「あめのいお」とは「雨の魚」のことである。雨が降り河川が増水した際、産卵のため遡上するビワマスの別名である。
秋に産卵期を迎えるビワマスを1匹丸ごと使った「あめのいおご飯」は平成10年(1998年)に滋賀県選択無形民俗文化財「滋賀の食文化財」として選択されている。地域によってビワマスを切り身にして入れるところや、人参、しいたけ、きのこ、油揚げなど具材も多種多様で、湖東地域、湖西地域、湖北地域、湖南地域と作り方や具材の違いがある。また、湖南地域、湖西地域では「あめのいおご飯」、湖北地域では「ます飯」と呼ばれている。ビワマスは湖の深いところで生息するため、昔の漁具ではなかなか捕まえることができない「幻の魚」だった。その幻の魚と里の人々が出会える貴重なチャンスが秋に産卵のために川をさかのぼってくるこの時期だった。ただ、秋のビワマスは脂が落ちているために、ビワマスをよりおいしく食べるために工夫された料理だといわれている。

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あめのいおご飯

2024/4/27 13:40:34 登録

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