• No.6893
  • 料理・グルメ

小あゆの山椒煮 (滋賀県)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/koayuno_sanshou_ni_shiga.html)

「小あゆの山椒煮」は、5月から8月上旬にとれる琵琶湖の特産である小アユを甘辛く佃煮にした湖魚の佃煮で、昔から伝わる料理である。湖魚の佃煮としては小アユ、モロコ、ゴリなどを使用する。淡水魚は独特の臭いがあるため、その臭いを消すためにしょうがや山椒を一緒に煮ることが多い。また、水あめを使用したり、鍋返しをしないことで煮くずれを防ぐなどの工夫が施されている。この湖魚の佃煮は、地域や家庭によって炊き方に違いがあるため、各家庭でつくった佃煮を持ち寄り、それぞれの味を楽しむことができる。また、湖魚の佃煮は、平成10年(1998年)に滋賀県選択無形民俗文化財「滋賀の食文化財」として選択されている。
なお、琵琶湖に生息するアユは餌の関係で体長が7cmほどにしか成長しないので、小アユと呼ばれている。食感も柔らかいため、食べやすい魚である。琵琶湖の小アユは川に遡上すると水苔を食べて大きくなり、20cmほどに育つので、昔から稚魚が全国に出荷されて河川に放流されてきた。

2024/4/27 13:41:22 登録

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小あゆの山椒煮

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