• No.6883
  • 料理・グルメ

まんぼう酢味噌あえ (三重県/東紀州食文化圏)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/manbou_sumiso_ae_mie.html)

志摩地方から南紀にいたる熊野灘沿岸にみられる伝統漁の際に、マンボウが捕獲されてくることがある。波間に横たわった姿を目撃されることから「海ののんき者」といわれるが生態はまだ分からないことが多いというマンボウ。歯ごたえがあり、白身魚や鶏のささみのような食感である。マンボウは長時間湯に入れておくと身が無くなってしまうため、煮込まずあっさりとゆでる方法で調理される。ややクセがあることから、地元では和え物の「まんぼうの酢味噌和え」や「まんぼうの肝入り味噌和え」などにして食べることが多い。その他、歯ごたえのある小腸(コワタ)は、上ミノをさらに上品にしたような歯ごたえで、珍味中の珍味としてお酒の肴として食べられる。その他、小腸の干物など、都会の人には滅多にお目にかかれない料理が地元では味わえる。マンボウは既に江戸時代初期に出版された「料理物語(料理秘伝抄)」の中に、マンボウが「うきき(浮木、浮亀とも書く)」という名前で登場し、調理法として霜降りにしてしょうが酢で食べる方法が示されている。水戸の名物であったという。

2024/4/27 13:32:22 登録

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