• No.6881
  • 料理・グルメ

ないしょ餅 (三重県/中南勢食文化圏)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/naisho_meshi_mie.html)

餅はおめでたい時の食べ物なので、臼と杵で餅をつくと近所にも配るのが一般的であるが、日常生活の中で餅を食べたいときに餅をつくと目立ってしまうために、隣近所に聞こえないように、杵と臼を使う代わりに、鍋の中で蒸した米を半づきにしてつくって食べていた。どうしてももち米よりうるち米の方が潰れにくいので、粒々の残ったやじろ餅(たがね餅)風になるのでさっくりして食べやすい。あまりに美味しいため家族だけで内緒で食べていたことや、ペッタンペッタンと音がしないのがそのユニークな名前の由来という。また鍋の中ですりこ木のようなものでつくので「なべ餅」とも呼ばれている。米粒が残っているのが特徴で、餅というよりおはぎのような食感が楽しめる。近年は町の中央を流れる三重県内で最長の河川「宮川」の河原に自生するよもぎを使用したり、中流域で盛んな農村地帯で生産される米を活用し、地産地消の地域づくりが進められている。

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ないしょ餅

2024/4/27 13:29:56 登録

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