- No.6848
- 料理・グルメ
酢味噌そうめん (愛知県)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/sumisosomen_aichi.html)
八丁味噌に代表される豆味噌(赤味噌)は愛知県の食で欠かせない調味料。豆味噌は、大豆を原料に麹菌を繁殖させ、大豆の麹をつくり、この豆麹を使って長期間、発酵・熟成させたものが豆味噌となる。最低でも1年、長いと2年から3年も熟成させる。こうしてつくられる豆味噌は、濃厚なコクと酸味、独特の渋みを感じさせる味わいになる。この豆味噌の銘柄の一つが八丁味噌である。
八丁味噌が生まれた八丁村(現:岡崎市八帖町)は、徳川家康が生まれた岡崎城から八丁離れたところにあり、東海道と矢作川が交わる交通の要所だったことから、味噌の原料である大豆や塩などを手に入れやすかったといわれる。
豆味噌文化は現在にいたるまで強く日常に根付き、さまざまな味噌料理が楽しめる。「味噌煮込みうどん」や「味噌おでん」、「味噌カツ」、「味噌田楽」などは県外にも広く知られているが、夏に食べる味噌料理として親しまれているのが「酢味噌そうめん」である。
愛知県は、酢についても縁が強く、半田市にある酒造元で手頃な価格で粕酢がつくられるようになり、にぎりずしが江戸の食文化に浸透していったといわれている。半田市の近くに位置する碧南市や安城市で昔からそうめんが食されていたこともあり「酢味噌そうめん」として根づいていったと考えられている。
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2024/4/25 9:39:51 登録
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