- No.6844
- 料理・グルメ
れんこんの煮物 (愛知県/尾張地域)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/renkonnonimono_aichi.html)
れんこんの栽培は、江戸時代に愛知県愛西市にある寺の住職が門前の田へ植え付けたのがはじまりとされている。愛西市は、愛知県内におけるれんこん生産量のほとんどを占める。
愛西市は、西は木曽川に接しており、土壌は非常に肥沃であったが、海抜0m地帯のため、度々水害に悩まされた。そこで、稲作に代わるものとしてれんこんの栽培が一気に広まったといわれており、現在も全国有数のれんこんの産地として知られている。栽培当初のれんこんは「備中」という、もっちりした歯応えで煮物にぴったりの品種であったが、現在は、シャキシャキ感の強い「ロータスホワイト」、もっちり感の強い「金澄(かなすみ)」など、さまざまな品種が栽培されている。
そうした背景から、愛西市を含む尾張地域を中心にれんこん料理もよく食べられる。「れんこんの煮物」はその代表料理で、家庭ごとの味がある。ほかにも酢れんこんや砂糖漬け、炒め物、サラダなども人気である。れんこんは穴がたくさん開いているため、「先を見通す」という縁起の良い食材として正月のおせち料理に取り入れられることも多い。
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2024/4/25 9:07:30 登録
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