• No.6843
  • 料理・グルメ

十六ささげのごま味噌和え (愛知県)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/jurokusasagenogomamisoae_aichi.html)

十六ささげは愛知県の伝統野菜で、さやに16個の豆が入っていることから、その名が付けられたという。愛知県では主に愛西市、稲沢市などの尾張西部でつくられており、ほかには岐阜県や沖縄県などでも生産されている。中部地方で生産がはじまったのは、大正時代くらいからといわれている。愛西市ではれんこんの栽培も盛んだが、れんこんの収穫時期と十六ささげの収穫時期がずれるため、1年を通して作物を育てられることが、この地域に十六ささげの栽培が根づいた理由ではないかと考えられている。
小豆などの豆は火を通すと皮が割れて切腹のように見えるといわれ、火を通しても割れない十六ささげの豆は、武士の縁起担ぎとしても好まれたといわれている。
2月に種まきをおこない、5月中旬ごろになったらつるを這わすための支柱や網を準備する。夏に入り、さやの長さが30cmから50cm程度になったら収穫をおこなう。さやいんげんと似ているが、さやの長さが非常に長いのが特徴。そのため、収穫をおこなう際は手作業で1本1本、摘みとっていく必要があり、非常に手間がかかる。さやが柔らかいうちに収穫し、さやごと食べる。
手間のかかる十六ささげは希少なため地元で消費されることが多く、あまり県外には流通しない地産地消の野菜となっている。
十六ささげを選ぶ際は、緑色が鮮やかで細く長いものを選ぶと良いとされる。さやいんげんよりも火が通りやすく、食感も柔らかく、淡白でさっぱりとした味わいである。
十六ささげを使った料理は多く、ごま和えやお浸し、油炒め、煮物、天ぷらなどに利用される。

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2024/4/25 9:06:45 登録

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