• No.6812
  • 料理・グルメ

ほうばめし (福井県)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/houba_meshi_fukui.html)

福井県では昔、集落の田植えが終わると”さつきあげ”というお祝いをした。その時のごちそうとしてふるまわれたのが、ほう葉で熱いごはんと甘いきな粉を包んで重しをかけてつくる「ほうばめし」である。ほう葉を使うことにより、熱々のご飯に香りがよく馴染み美味しくなるほか、持ち運びができて保存もしやすい。そのため、”さつきあげ”の席だけでなく、田植えという重労働の合間のエネルギー補給としても食べられた。また、きな粉は稲穂が実る稲花粉に似ていることから、豊作祈願として使われたともいわれている。シンプルな「ほうばめし」だが、昭和61年(1986年)当時の食糧庁(現・農林水産省食料産業局)により開催された”ふるさとおにぎりまつり”において”ふるさとおにぎり百選”に選ばれている。

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ほうばめし

2024/4/24 9:52:24 登録

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