- No.6813
- 料理・グルメ
雑煮 (福井県)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/zouni_fukui.html)
餅は日本人にとって祝い事に欠かせない縁起の良い食べ物である。新年を迎えるにあたり、餅つきをして年神様にお供えをするが、そのお下がりとして「雑煮」をいただく。その際、旧年の収穫や無事に過ごせたことに感謝し、新年の豊作祈願と家内安全を祈る。正月三が日には欠かせない全国で食べられている「雑煮」だが、餅の形や具材、出汁の種類など地域や家庭ごとにさまざまである。福井県の「雑煮」は、板昆布を敷いた鍋に水を入れ、丸餅を煮、味噌で味付けをして最後にカツオ節をかけるシンプルなもので、具は、かぶや大根、白菜、里芋をいれるところもあるが「具なし」のところも多い。このかぶは「株を上げる」という縁起かつぎという説もある。雑煮用の器を用いず、日常の汁椀に盛り付けるのも特徴である。嶺南地方では、地域によっては「雑煮」は味噌仕立てに丸餅が入り、黒砂糖を盛るという。これは北海道と大阪を結ぶ北前船が、交易時に若狭湾に寄港していたため、その商品の中でも高価な黒砂糖をのせたとされる。
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2024/4/24 10:13:47 登録
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