• No.6777
  • 料理・グルメ

たけのこ昆布 (石川県/金沢市)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/takenokokombu_ishikawa.html)

かつて城下町として栄えた歴史都市金沢市の近郊の山は、現在、たけのこの産地として知られている。
金沢市は、内川地区をはじめ額(ぬか)地区や金城地区などでとれるたけのこを「加賀野菜」としてブランディングし市内外へPRしている。加賀野菜に認定されている孟宗竹(モウソウチク)は、藩政時代に江戸から伝来したといわれている。独特の甘みがあり、身のみずみずしさが特徴。昭和2年(1927年)と昭和8年(1933年)には、たけのこの缶詰工場が建設された。
たけのこ料理の一つに、「たけのこ昆布」がある。これはたけのこと昆布を出汁とともに煮こんだシンプルな料理。江戸時代から明治時代にかけて、北海道と大阪を行き来していた商船群の北前船は石川県の能登半島を寄港地にしていた。その関係もあって、金沢市には北海道でとれた昆布が大量に流入する。
これらの経緯もあり、「たけのこ昆布」は二つの伝統食材をかけあわせた料理であることがわかる。

2024/4/22 15:27:26 登録

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たけのこ昆布
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