• No.6778
  • 料理・グルメ

加賀太きゅうりのあんかけ (石川県/金沢市)

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/kagafutokyurinoankake_ishikawa.html)

かつて城下町として栄えた金沢市では、藩政時代から特産野菜が継承されてきた。これらの地元に根づいた野菜を後世に伝えるため、金沢市は「加賀野菜」の認定制度を設け、普及・促進に取り組んでいる。
加賀野菜の定義は、昭和20年(1945年)以前から栽培され、現在も金沢市で栽培されていること。現在は、さつまいも、加賀れんこん、加賀つるまめ、へた紫なす、源助だいこん、金沢一本太ねぎなどの15品目が認定されている。認定品目のなかで、特に高品質(秀品)の野菜はブランドシールが貼付されて流通する。
加賀野菜の一つ、加賀太きゅうりは市内の打木町・かほく市がおもな産地になっている。名前の通り、果長が20cm近くにもなり、果径は5cmから6cmにまで成長する。大きなものは果重が500gから600gを越えることもあり、従来のきゅうりと比べるとずしりと重い。
昭和11年(1936年)、久安町地区の農家が東北の短太系きゅうりの種子をゆずりうけ、栽培したのがはじまりである。当時はうりに近く、長年にわたる自然交雑によって、果径が丸みを帯び、色も黄色から緑色に変化していった。現在のかたちになったのは、昭和27年(1952年)ごろといわれている。現在は、露地栽培からハウス栽培や温室栽培に変わり、地元はもちろん東京や関西へも出荷されている。
加賀太きゅうりは、酢の物やスープなどの食材に使われるが、夏の定番料理として人気があるのが「加賀太きゅうりのあんかけ」である。

2024/4/22 15:28:23 登録

アクセス 0 pt

加賀太きゅうりのあんかけ

[次] → すいぜん

ページの先頭