- No.6774
- 料理・グルメ
さわらの昆布じめ (石川県/金沢市)
出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/sawaranokobujime_ishikawa.html)
サワラの刺身を昆布でしめたもの。サワラというと、西京焼きなどに使われる「鰆(さわら)」が知られている。しかし、石川県ではカジキマグロのことを方言で「サワラ」と呼んでいる。マカジキやクロカジキなども、サワラに一括りとされ、スーパーマーケットや飲食店の表記もこの呼び名で通っている。一方の鰆は、方言で「ヤナギサワラ」や「サゴシ」などと呼ばれている。
淡白でさっぱりとした味わいの身は、刺身はもちろんフライ、ムニエル、煮つけなど、さまざまな料理に活用できる。そのなかでも、「さわらの昆布じめ」は独特の調理法といえる。昆布に薄く切ったサワラを一切れずつ並べて、昆布で巻いて半日ほど寝かせると食べられる。
「さわらの昆布じめ」は、北海道と大阪を行き来する商船群の北前船が運んできた昆布の活用法としてはじまった料理といわれている。かつて加賀藩領だった富山県でも同様の伝統食が根づいており、サワラではなく「サス」と呼ばれている。
一方の鰆を使った昆布じめも販売されている。こちらは、行事食として振る舞われることが多い。
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2024/4/22 15:08:08 登録
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